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リリース

超高層集合住宅システム「フラッツ」(フラッティハウジング・タワー・システム)を開発

当社では、このほど、長寿命建物・設計の自由度・経済性・短工期・高品質などのさまざまな社会ニーズに応える超高層集合住宅システム「フラッツ」(フラッティハウジング・タワー・システム)を開発・実現化しました。
「フラッツ」は、住戸計画・構造設計から躯体および仕上げ工事に至るまで一貫した超高層集合住宅の総合システムで、現在このシステムを用いて、33階建鉄筋コンクリート造超高層集合住宅1棟を含む全3棟の建物を施工中です。

当社はこれまで高層集合住宅において、フラットスラブ構造(「フラッティ」*)と「MOS構法」*を組み合わせた「フラティハウジング」で、住戸計画の自由度の高い住宅を提供してきました。また施工法としては、社会的なニーズの高い短工期と経済性を同時に満足させる「DOC工法」*を標準化し、システム施工法として採用しています。

今回開発した「フラッツ」は、従来の「フラティハウジング」を更に超高層集合住宅用に適用できるように発展させたもので、住戸計画の自由度を確保しながら、高品質で短工期を実現するために開発されました。
「フラッティ」の採用により、住戸内に梁がなく、自由度の高い平面計画が可能です。また、設備配管の配置を平面的に限定し、集約することにより、維持補修が容易になります。構造・設備などのこうした工夫は、将来の家族構成や生活様式の変化にも、間取りを変更することなどで容易に対応することが可能になりました。こうした計画面での特徴と、高強度鉄筋コンクリートやプレキャスト工法などの採用などによって、躯体の品質を確保し、社会ストックとしての長寿命建築を実現しています。
また、低降伏点鋼を用いた「制震壁」をバランスよく配置するとともに、独特の平面計画を可能にする「スーパーブレス架構」などを組合せ、高い耐震性を確保しています。

また躯体工事には当社の標準的なシステム工法である「DOC工法」が、更に住戸内の仕上げ工事には「DOC工法」を応用した「仕上げシステム」を組み込み、設計から躯体、仕上げ工事までの一貫したシステム「フラッツ」として統合しました。

このほど上棟した「パークシティ大宮セントラルタワー」(地下2階、地上33階、塔屋2階建の超高層鉄筋コンクリート造)では、この「フラッツ」の採用により、南面性が高く、住戸計画の自由度、長寿命、安全性、経済性等の多岐にわたる事業主のニーズに応えることのできる集合住宅を実現しました。
この建物は、柱梁を含む全ての構造躯体にプレキャスト部材を採用し、コンクリート体積比で50%、型枠面積比で92%という高いプレキャスト化率を実現することで、現場の労務を大幅に削減し、基準階の1フロアあたりのサイクル工程日数4日、全体工期にして実質21ヶ月(従来工法では約29ヶ月、短縮率28%)の短工期で施工しています。

工業化率を飛躍的に高めた「新プレキャスト工法」は、現場打ちを多用した従来の一般的な、工法に比べても、躯体コストは安くなっています。基準階の躯体のコストで比較すると、従来の工法に比べて約12%削減することが可能になりました。
更に、これに続く板状高層棟では、基準階の1フロアあたりのサイクル工程日数を3日という短工期で施工する計画です。

パークシティ大宮計画の概要は、以下の通りです。

    物件名   パークシティ大宮   事業者名  三井不動産(株)・三鋼都市開発(株)・東和不動産(株)
三井不動産(株)   設計施工  三井建設(株)   建設地   埼玉県与野市   建設概要  13階から33階建の高層・超高層住宅棟3棟
435戸(予定)
共用施設棟(コミュニティスクエア)、駐車場棟
付属棟   竣工予定  2000年12月

今後の展開
当社は、これまで数多くの高層・超高層住宅の実績を積んできました。今回実用化した超高層集合住宅システム「フラッツ」は、従来の構工法とともに、今後超高層住宅においてますます多様化する要求への一つの回答として位置づけられます。
本システムは、鉄筋コンクリート構造だけでなく、「CFT 構造」との組合せにより、業務施設との複合建物や60~70階の超高層住宅へ適用することが可能です。

 

【用語の説明】
◎フラッティ
倉庫・ショッピングセンターなど柱間隔の大きい建物用に開発されたフラットスラブ構法で、その後フラッティハウジングとして住宅への展開を図ることにより、住戸配置や住戸内の間取りの自由度が高いなどのメリットが得られている。

◎DOC工法
労務の平準化・品質管理の合理化・工期短縮などを意図して開発された工法で、高層から超高層まで、当社の集合住宅の施工に標準的に適用されているシステム工法。

◎MOS構法
耐震用柱を有効に配置することにより、建物の耐震性を向上させるフレーム構法。板状住棟にその威力を発揮するが、最近はその特長を生かして搭状建物にも採用されている。

◎仕上げシステム
集合住宅の仕上げ工事において、多様化するメニュープランやオプションシステム等のニーズに対応しながら、高品質・低コストを実現できるよう、仕上げ工事を一貫した管理サイクルで進める仕上げ工事総合システム。

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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