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NTTグループと共同開発 アラミド繊維シートによる電柱の補強工法を実用化

1. 仮電柱や仮設用地が不要、施工も簡便な為、短期間かつ低コストである
2. 電柱の撤去が不要の為、建設廃材もなく環境面にも優れる
3. 電柱の種類や劣化状況に応じた効率的な施工が可能である
4. NTT西日本・東日本の共架柱に順次適用

三井建設株式会社(東京都中央区日本橋蛎殻町1-36-5, 社長: 清 昇)は、NTTグループ(NTT、NTT西日本、NTT東日本およびNTTインフラネット株式会社)と共同で、劣化したコンクリート電柱にアラミド繊維シートを縦・横方向に二重に巻き立てることにより耐力の向上を図る補強工法を開発しました。NTT西日本・NTT東日本が所有する電柱の更改工事に順次適用します。

アラミド繊維シート補強工法のメリット
現在、NTT西日本・東日本が所有しているコンクリート電柱には、電話線だけを載せる単独柱(長さ7~10m)、電力会社と共用する共架柱(長さ12~17m)があります。
経年劣化などにより、毎年建て替えが必要な本数が増加する一方で、電柱を建て替える際には、電線の移設が必要となり、そのための仮電柱の設置や用地の確保などに多くの時間が必要でした。また、撤去された電柱は建設廃材として処分するため、環境面でも問題がありました。
しかし、この工法によりそうした問題が解消される上、新品電柱同様の耐力が確保できることを、すでに単独柱、共架柱を含め多くの実証実験により確認しており、さらに実際の電柱による試験施工で、建て替えと比較して簡便で短期間(従来工法で工期約1週間→約半日に)、低コスト(従来工法の約1/2程度)であることが確認済です。

アラミド繊維シート補強工法の特長
この工法の特長としては、下記の通りです。
(1)既設の電柱を、立てたままの状態で補強できる。
(2)主な使用材料がアラミド繊維シートと含浸樹脂のみである。
(3)建設廃材となる電柱の撤去を必要としない。
(4)電柱の種類、劣化状況に応じて、シートの補強量、補強範囲を設定できる。
(5)絶縁性が高く電気障害が発生しない。
(6)支保工を必要とせず、施工空間の制約が少ない。
(7)既設構造への負担が少ない非破壊の工法である。

(注)※アラミド繊維とは
アラミド繊維は、高強度・高弾性で良好な耐熱性を持つ繊維で、宇宙・航空機の部材などの最先端分野から、防弾チョッキ、スポーツ用品など幅広く使われています。

この工法では、アラミド繊維を1方向に織り上げた材料を使用し、コンクリート柱の表面に樹脂を含浸させながら貼り付けてFRP層を形成して補強を行います。

今後の展開
NTT西日本、NTTアクセスサービス研究所およびNTTインフラネット株式会社の3社は、11月1日から2日にかけて、NTTアクセスサービスシステム研究所(つくば市)で開催される"つくばフォーラム"に、このアラミド繊維シート補強工法を共同で出展します。
今後、特に劣化の発生しやすい、地上から1m程度までの補強を対象に、NTT西日本・東日本の所有するコンクリート電柱のうち、建て替えの難しい共架柱に順次適用し、同様な電柱を多く所有する各電力会社にも、同工法を積極的に営業展開していきます。

 

施工手順

 

シート貼付施工図

 


縦シート貼付
横シート貼付

施工事例

タイ ノンタブリ橋1

橋梁・PC構造物

ノンタブリ橋
タイ王国初のエクストラドーズド橋 橋 長:460m、最大支間:200m PC工学会賞(2015)
3431201101

橋梁・PC構造物

桶川第2高架橋
世界初のバタフライウェブを用いたプレキャストセグメント橋  橋 長:3,089m、最大支間53.0m PC工学会賞(2015)
W800Q100_3930800301

橋梁・PC構造物

郡界川橋
国内最大規模の連続ラーメン橋 橋長740m、最大支間124m PC工学会賞(2015)
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エネルギー関連

三田川太陽光発電所
発電出力:1,000kW 太陽電池:多結晶シリコン型250W×4,396枚=1,099kW パワーコンディショナー:500kW×2台