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リリース

新免震構法「MM-RIFT(ダブルエムリフト)構法」で新しい免震超高層集合住宅を施工中開放的で自由なプランと最適な免震構造を実現

概要
三井建設株式会社(東京都中央区蛎殻町1-36-5 社長: 清 昇)は、快適な居住空間と開放的で自由なプランニングを可能とするとともに、耐震性能を向上した新免震構法『MM-RIFT(ダブルエムリフト)構法』を開発。当社の超高層住宅技術と免震技術を組み合わせた超高層免震マンションを東京都大田区に施工中です。
当社は超高層住宅に関して多くの実績があり、免震建物についても超高層住宅を含みこれまでに多数の実績と経験を積み重ねています。
このたび開発したMM-RIFT(ダブルエムリフト)構法は、大川端リバーシティー21 H棟(当社設計施工、40階)他に採用している当社独自の超高層住宅技術の一つであるM-RIFT(エムリフト)構法に免震構法を取り入れたものです。
超高層マンションにふさわしい開放的で自由なプランニングを可能にするために、建物外周の逆梁と水場ゾーンの内部架構を天井内に納まる扁平梁でつないだM-RIFT構法に、この架構に適した周期と減衰機能を調整した免震装置を組み合わせ、最適な構造形式を実現しました。また、設備のパイプスペースを住戸外に設置することによって、メンテナンス性の向上とフレキシブルな住戸プランを実現しています。
今回施工中のマンションの免震装置には、鉛入り積層ゴム(950φ~1200φ 26基)とオイルダンパー(100トン 4基)を採用し、地震時の揺れを大きく低減し、耐震性能を向上させています。構造躯体は設計基準強度がFc60のコンクリートを使用した鉄筋コンクリート造で、梁をプレキャスト化して工期の短縮と品質の向上を目指しています。

当社では今後、この構法を40階程度の超高層マンションにも採用していく予定です。

* M-RIFT構法(MITSUI RING FLAT TOWER構法の略)
* MM-RIFT構法(MITSUI MENSHIN RING FLAT TOWER構法の略)

建物概要
当社では、これまでに数多くの超高層住宅と免震集合住宅の実績と経験を積み、事業主のさまざまな要求に応えてきました。今回はこれらの技術を組み合わせた超高層免震マンションを実現しました。この物件の概要は以下のとおりです。

・ 物件名:パークタワー東京フロント
・ 事業主:三井不動産株式会社 株式会社明豊エンタープライズ
・ 設計施工:三井建設株式会社
・ 建設地:東京都大田区蒲田4丁目19番
・ 建設概要
階数:地上23階、地下1階
敷地面積:2,348.61m2
建築面積:1,120.49m2
延床面積:17,306.62m2
住 戸 数:159戸
構造種別:鉄筋コンクリート造(免震構造)
工  期:平成14年1月~平成16年4月(予定)

当物件は2001年10月に(財)日本建築センターによる超高層建築物の性能評価と、国土交通大臣による認定を取得し現在施工中です。

建物の特徴
今回実用化した超高層住宅では様々な技術を組み合わせており、以下のような特徴が挙げられます。

(1)開放廊下型共同住宅でありながら住戸のプライバシーを確保
従来の外部廊下型共同住宅では、外部廊下に面する形で居室が設置されるため、その居室のプライバシーの確保が困難でした。この建物では中央に大きな吹き抜けを設置し、その吹き抜けをはさんで住戸の反対側に外部廊下を設けることによって、外部廊下に面する居室をできるだけ少なくすることができました。
1フロアーあたり8住戸ありますが、そのうち外部廊下側に居室があるのは1住戸のみです。 (2)M-RIFT構造が可能にした開放的空間
M-RIFT構造は、建物外周の1スパンが中央部のコア部分(この建物では吹き抜け)と水場部分を囲んでリング状に配置し、その外周の1スパンは、フラットスラブ又は扁平な梁によって構成しています。構造躯体をできるだけ天井内に納めることによって、超高層住宅にふさわしい開放的で自由なプランニングを可能にしました。

(3)パイプスペースを住戸外に設置することにより、メンテナンス性の向上とフレキシブルな住戸プランを実現
一般的に共同住宅では、堅配管等が住戸内に設けられているため、メンテナンスや配管の修理交換などが難しく、補修工事も容易ではありません。また、ライフステージの変化に合わせたリフォームや設備の更新など、水廻りをも自由に動かせるフレキシビリティを求められています。
この建物では、パイプスペースを住戸内ではなく、外部廊下に面する共用部分に設置し、メンテナンス性を向上させるとともに、将来の間仕切変更等にも大きな可能性を与えました。また、パイプスペース部分の面積が居室として有効に使えるほか、気になる流水音などが室内に伝わるのも軽減しています。

(4)免震構造
この建物では、建物の基礎部分に免震装置を配して、建物と地盤を絶縁しています。これにより、地震による地盤の揺れが直接建物に伝わりにくくなり、住空間の揺れを軽減することができます。
M-RIFT構造の建物は、一般の建物に比べ柔構造ですが、当物件では、鉛入り積層ゴム(950φ~1,200φ26基)とオイルダンパー(100トン 4基)を併用し、一般の免震建物より免震層を柔らかくすることによって、免震効果をより一層高めています。

今後の展開
当社は、これまで超高層住宅に関して数多くの実績を積んできています。今回の実用化した免震超高層住宅は、従来の構法とともに、今後の超高層住宅においてますます多様化する要求への一つの回答として位置付けられるものと考えています。今後も新たな技術開発を続け、当社の持つ他の保有技術とも組み合わせて、バラエティに富んだ超高層住宅を展開していく方針です。

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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