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リリース

低コスト土壌汚染対策技術「低温加熱プラント」を開発

低コストで油、揮発性有機塩素化合物による汚染土壌を浄化
汚染土壌を浄化して汚染サイトにリサイクル
可搬構造なので汚染サイトでの浄化が可能

三井建設株式会社(中央区日本橋蛎殻町1-36-5 社長 清 昇)と三井道路株式会社(港区芝浦2-17-13 社長 末吉 昇)は、低コストで油ならびに揮発性有機塩素化合物による汚染土壌を浄化する「低温加熱プラント」を共同開発、実用化に入りました。
「低温加熱プラント」では、油ならびに揮発性有機塩素化合物によって汚染された土壌を専用のロ-タリ-キルン(回転式加熱炉)で100~200℃に直接加熱することにより、土壌の汚染物質を揮発させて土壌を浄化します。

従来技術の問題点と解決しようとする課題
従来の加熱による浄化技術は、高温加熱であったため、「浄化によって土砂の持つ本来の土性が変化して埋戻し土砂として使いにくい」、「浄化コストが高いためにリサイクルされずに最終処分場に埋め立てられる」、「加熱浄化の際に発生する副産物の処理にコストがかかる」などの問題点がありました。
今回の技術開発では、これらの問題点を解決するため、「加熱温度」、「浄化副産物対策」、「加熱ムラの解消」、「広範囲な汚染土への適用性」などを開発の課題としました。

処理プロセス
同工法の処理プロセスは以下のとおりです。
(1)汚染土壌を投入ホッパ-からスクリュ-コンベアでロ-タリ-キルンに投入する
(2)キルン内で汚染土壌を100~200℃に加熱し、汚染物質を揮発させる
(3)燃焼排ガス、揮発ガスならびに発生粉じんは集塵装置と活性炭吸着装置で処理・無害化する
(4)浄化された土壌を再利用する場合は、必要に応じ散水して搬出する

工法の特長
低温加熱プラントの特長は次のとおりです。
(1)比較的低温の100~200℃で加熱するため、処理による土性の変化や色調の変化が無く浄化された土壌は埋戻し土として再利用することが可能
(2)加熱浄化による副産物発生量が少ない
(3)汚染土の加熱ムラを無くすため、ロ-タリ-キルン内に攪拌機能を付加
(4)加熱時間の調整が容易で高含水の汚染土壌にも適用可能

プラントの環境対策
汚染物質を含有した排ガスについては集塵装置と活性炭吸着装置で処理することにより無害化、環境負荷を最小限に抑制しました。

技術の適用例・実施例
プラント性能確認試験では、A重油で汚染された土壌を対象としましたが、浄化前に1,700 mg/kgであった油含有量が浄化後には定量下限値以下となり、油汚染土から油膜・油臭がなくなることが確認されました。

処理コストは、汚染状況によって変動するものの、おおよそ汚染土壌1トン当たり6,000円~7,000円程度と在来浄化工法に比べて安価です。なお、今回開発したプラントは可搬構造ですので、汚染サイトに持ち込んでの浄化も可能です。
両社は、これまで数多くの土壌汚染修復技術の研究開発を実施して参りましたが、今後もより安価で地球環境にやさしい浄化技術の開発を積極的に展開します。

低温加熱プラント全景

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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