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リリース

構造変更を伴う大規模なリニューアル・コンバージョン工事― 四日市アムスクエア ―

構造変更を伴う大規模なリニューアル・コンバージョン工事
― 四日市アムスクエア ―
三井住友建設株式会社(本社:東京都新宿区、社長:友保 宏)は、近鉄四日市駅前に建つアムスクエア(商業棟とホテル棟の複合施設)の内、商業棟において、構造変更を伴う大規模なリニューアル・コンバージョン(用途変更)工事を施工中です。
この施設は百貨店及び専門店が入居していた地上8階建ての建物を用途変更し、1~4階の下層部に総合量販店と大型専門店、5~7階の上層部にアミューズメントとシネマコンプレックス、地下1~2階に駐車場を収容するもので、特に6~7階においてシネマコンプレックスの吹き抜け大空間を確保するため、大規模な構造変更を行います。

アムスクエア商業棟はキーテナントを松坂屋とし、それに専門店が加わって1991年11月にオープンしました。しかしながら2001年5月に松坂屋が撤退、2002年7月以降はリニューアルを前提として商業棟は一時休館していました。
以後、四日市市の市街地活性化促進奨励を背景に、施設を所有する三井不動産が用途変更を含むリニューアル計画を策定し、三井住友建設がこれを実現すべく大規模小売店舗立地法の申請手続きや設計および施工を実施しているものです。

当プロジェクトは、従来百貨店の売り場であった6,7階をシネマコンプレックスに変更する用途変更が含まれており、新築とは異なる配慮が求められます。これに対し次のように対応しています。

用途変更に対する建築的対応

○下層部のショッピングと上層部の娯楽施設を両立させる動線計画

新しい商業棟は、人が動くショッピングと人が留まる娯楽施設が上下に重なります。新しい建物の機能を満足させるために:

・ ショッピングの売り場レイアウトに自由度を持たせ、かつ、上層階にシネマコンプレックスを配置するために、従来フロアの中央にあったエスカレータを撤去。
・ 従来、1~4階のフロア端部にあったエスカレータを上下に延長し、これに替える。
・ 従来の地下1階売り場を駐車場に変更し、駐車台数を増加。下方に延長したエスカレータとつなぐ。
・ さらに、駐車場と総合量販店の各階を直結する専用エレベータを新設する。
などを行います。

○シネマコンプレックスの避難および空調計画

建物の6~7階に9劇場、合計1600席のシネマコンプレックスを配置します。劇場は防災面で特に配慮を必要としますが、避難用の階段は既存のものを使用せざるを得ません。このため、劇場のレイアウトを検討するとともに避難計算を行い、避難通路やドアの幅、避難距離が規定内におさまるように設定し、安全を確保しました。

また、6~7階の劇場部分の空調は、システムを新設し独立させました。その他の階は既存の設備を利用して全面的な系統の変更を行います。

○構造体の変更と構造計画

劇場の大空間を確保するために、6~8階(屋上階)の床版や柱を撤去する大規模な構造変更を行い、これを収容します(写真参照)。
この他に、専門店が入居していたフロアの吹き抜けを閉じること、地下の売り場を駐車場に変更するために一部耐力壁を撤去すること、等の変更を行います。

これら構造体の変更に対し、建物全体の安全性検討は、改修後の架構を対象として現行基準に則り構造計算を行い安全性を確認しました。また、エスカレータの新設や吹き抜け部の閉塞などの局部的な構造変更は、床や小梁の設計を行い安全性確認を行いました。
いずれの構造変更も外部の設計事務所により、正当性が確認されています。

施工上の対応

○施工計画・事前補強

・ 降雨や日射、解体時に発生する騒音と粉塵の飛散抑制を目的として、8階床を撤去する上部に仮設屋根を設置します。
・ 解体工事着手前に、劇場空間内の柱の切断に対する補強、床版撤去に伴うプレキャスト外壁付き大梁のねじれ防止補強等、随所に必要な補強を実施します。

○解体・揚重計画

解体方法は、解体材の搬出経路や揚重機の設置場所および能力により制限を受けます。

・ 解体材の搬出および資材搬入用に、8階にクレーンを設置。
・ 床版解体はコンクリート部分をブレーカーで斫り(はつり)取った上、鋼製デッキプレートを撤去。鉄骨鉄筋コンクリート造の柱の解体は、コンクリートを斫り取り、柱脚部の鉄骨をガス切断して倒し、小分解。また、鋼製梁は当該部分の耐火被覆を除去の上ガス切断します。
・ 解体材の内、コンクリート、木材、鉄、石膏ボードは分別し、既存エスカレータ撤去後の開口と既設エレベータを利用して資材と共に搬出・搬入。
・ 安全確保のため、解体手順を都度確認し、作業に着手します。

6月末現在の進行状況は、既存建物の内装撤去や解体前の補強を終え、屋上に仮設屋根を設けて6~8階部分で劇場部分の床、梁、柱を撤去中です。工事は8月から内装工事に着手し、シネマコンプレックス、専門店が配置された4~7階部分を11月20日にオープン、続いて来年3月に商業棟全体のグランドオープンを迎えます。

建物概要 所在地    三重県四日市市安島 竣 工 平成3年10月(1991年) 敷地面積 14,989㎡ 構  造 SRC,一部S造・RC造 延床面積 (商業棟)69,499㎡

工事概要

発注者    三井不動産株式会社 設  計 三井住友建設株式会社一級建築士事務所 施  工 三井住友建設株式会社 改修工期 2004年3月解体工事着工~2005年2月末(工期12ヶ月)
2004年11月、4階~7階先行オープン
2005年3月グランドオープン  

アイムスクエア、リニューアル・コンバージョン工事

      商業棟↓  ホテル棟↓

アイムスクエア

梁の解体

8階に仮設屋根を設置

柱の解体

床版の解体
7,8階の床・梁、6,7階の柱
を解体したシアター部分

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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