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リリース

オールプレキャストコンクリート工法共同研究・施工実績続々-合理的な超短工期実現工法を共同開発-

■ 概要
三井住友建設株式会社(本店:東京都新宿区、社長:宮田 博之)と株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:脇村 典夫)は、超高層鉄筋コンクリート構造物における高品質・工期短縮・経済性等の事業主ニーズに応えるべく、柱・梁などの主要構造部に現場打ちコンクリートがほとんど存在しないオールプレキャストコンクリート工法であるLRV工法*1(大林組)およびスクゥラム工法*2(三井住友建設)をそれぞれ独自に開発してきたが、このほど両社共同により工法の統一化を前提とした、特許出願を行ったことと、両社にて共同研究を進めていることを発表した。

*1 LRV工法: Left Right Vertical installation PCa method
*2 スクゥラム工法:SQRM=Sumitomo Mitsui Quick Rc system

両社は、従来より超高層住宅に関して数多くの実績がある。今回、共同での特許出願・共同研究を進めているLRV・スクゥラム工法は、従来の両社が保有していた施工法とともに、今後超高層住宅においてますます多様化する要求への一つの回答として位置づけられるものである。

LRV・スクゥラム工法により、現場打ちコンクリートを使用しないオールプレキャストコンクリート工法が実現でき、基準階躯体を1フロアーあたり4~3日の標準工期で施工することが可能である。この結果、本工法を採用した場合、30階程度の建物で従来のPCa部材と現場打ちを併用した施工法と比較し、最大約5.5ヶ月程度の工期短縮効果を見込むことができるとしている。

工期以外のメリットは、躯体部材を全て品質管理の行き届いたプレキャスト工場にて製作することから、より高品質な構造躯体を確保することができ、かつ高いコンクリート強度を必要とする柱・梁の全てをプレキャストコンクリート化することにより、その他床など各々の部位に適したコンクリート強度とすることができるので経済的であることなどがある。

さらに、柱を外周部に配置する構造形式(アウトフレーム形式)の場合、外周部の柱・梁に現場打ちコンクリート部分がないため、柱・梁の断面寸法を増加させることなく、無足場施工を実現することが可能となり経済性・施工性に優れている。

LRV・スクゥラム工法は、中層から超高層まで幅広く適用可能であるが、特に比較的長い工期を必要とする20階程度以上の超高層集合住宅において、その効果を最大限に発揮する。両社において、本工法の工期短縮と経済性効果により、適用物件が急増している。
すでに三井住友建設においては竣工2件・施工中6件・設計中3件、大林組においては施工中6件・設計中2件の実績を有している。

LRV・スクゥラム工法は、当初両社によってほぼ同時期に別々に発案・開発されてきたが、基本概念がほぼ同じであることや実際の設計・施工仕様においても共通する部分が多いことなどから、三井住友建設・大林組で相互に保有する豊富な施工ノウハウや実験データを持ち寄り、効率的かつ高品質を確保するために、本工法の設計施工品質標準を作成するとともに、さらに合理的な改良施工法の共同研究を展開することとした。今後、この共同研究により従来は両社で別個に行われてきた開発・改良作業をより効率的かつ迅速に展開できるとしている。

すでに三井住友建設・大林組ではそれぞれグラウト充填方法や組立て法に関する複数の技術に関して特許を出願済みであったが、今回の共同研究に伴いこれらの特許技術に関しても統一標準化および強化を図り共同で保有および維持管理を行うこととした。さらに今後の共同研究を踏まえた改良施工法に関しても共同特許出願を行う予定としている。

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。


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