Project土木 新しい都市機能の創造 2/2

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大きな公共工事を成し得た喜び

総工事費数百億円、10年以上にわたるビッグプロジェクトの中で、“最も感動したのは、試験的に電車が入って来た時”と5人は口を揃える。「何もないところから、ここまで作り上げたという苦労がいろいろ頭に蘇って来ました」(今井)。「私たちもそうですが、花魁(おいらん)列車と呼ばれる派手に飾り付けられたその電車を、建築工事、設備をはじめ、業者の皆が同じ気持ちで迎えたと思いますね」(辻本)。
もちろん地下鉄工事の完成は、公共事業としての側面からも喜びは大きい。「近隣の方に、多少の我慢をお願いしましたので、開通して皆さんが電車に乗って喜ばれていたのを見た時には、公の工事に関わって本当に良かったと思いました」(田中)。「駅を通った時に、多くのお客様が利用しているのを見ると“喜ばれている”“自分が役に立った”という実感があります」(斯波)。「これだけの大きな物が形として残るということは、例えば、子どもに“お父さんたちが作ったんだよ”って、見せることができる。見ることができるというのも、こうした公共工事の醍醐味ですね」(丸山)。彼らの口からは、当事者にしか分からない大きなことを成し得た喜びの言葉が次々あふれてきた。

かけがえのない成長の場でもあった

長期間に及んだこの都営大江戸線の春日・本郷工区の工事は、人の入れ替わりも激しく、5人のメンバーが関わった時期も期間もそれぞれ異なる。しかし、当時、若かった彼らにとって、このプロジェクト経験はかけがえのない成長の機会になったことは間違いない。「現場の考え、知識、人のつながり、ここで培った全てのものが、今も会社で働いていく上で活きています」(辻本)。
「関わったのは2年半でしたが、これだけ大きな現場と様々な工種がある中で、事務職の自分には経験できないようなことを凝縮して経験させていただいた」(田中)。 「普通の現場には中々ない、いろいろな要素が幅広く網羅されている状況だったので、教科書を丸ごと飲み込んだような経験ができたという思いですね」(斯波)。「ひとつの工法をうまくやるために、何十という工法を検討したので、その知識は後の現場でも多いに役立ちました」(丸山)。もちろん、このプロジェクトで得られたものは個人的な成長だけではない。都営大江戸線の中の2駅を担当したという実績は、一企業として三井住友建設の社会的な信頼や信用を高めたことも言うまでもない。今井は言う。「都市の一部として、人の流れを変えたり、人の役に立つ都市機能を作り上げたという実績は大きい。建設会社の存在意義は、人の役に立つとか、街が便利になるものを作っていくことにある訳ですからね」。

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施工事例

タイ ノンタブリ橋1

橋梁・PC構造物

ノンタブリ橋
タイ王国初のエクストラドーズド橋 橋 長:460m、最大支間:200m PC工学会賞(2015)
3431201101

橋梁・PC構造物

桶川第2高架橋
世界初のバタフライウェブを用いたプレキャストセグメント橋  橋 長:3,089m、最大支間53.0m PC工学会賞(2015)
W800Q100_3930800301

橋梁・PC構造物

郡界川橋
国内最大規模の連続ラーメン橋 橋長740m、最大支間124m PC工学会賞(2015)
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エネルギー関連

三田川太陽光発電所
発電出力:1,000kW 太陽電池:多結晶シリコン型250W×4,396枚=1,099kW パワーコンディショナー:500kW×2台