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フローティングネット
  • 建築

フローティングネットとは

石油タンクの液面上に浮かべた金属フレームに取り付けられたネットの流体抵抗により、地震時の液面揺動(スロッシング)を抑制する制震装置です。

特 徴

  • 地震時の波高を抑制することにより石油の漏洩を防止し、火災発生の危険性を低減します。
  • 特に、長周期の成分を含む地震動に対して波高の抑制効果が顕著です。
  • 波高の制御目標値に応じて、ネットの面積および開口率を自由に設計することができます。
  • 鋼製タンクとの接触による火花の発生などの危険性はありません。
  • ネットが放射状に配置されているため、どの方向の揺れに対しても同様に効果を発揮します。
  • フローティングネットの素材は、用途に応じてアルミ製・ステンレス製等を選択できます。
  • 石油タンクだけでなく水タンクにも利用することができます。

設 計

技術研究所の振動台における模型タンク(直径3.8m)および実機タンク(直径15m)の加振実験から、フローティングネットの波高抑制効果を減衰定数として定量化し、目標波高に応じてネットの諸元を設計できる手法を開発しました。

フローティングネットの概念

フローティングネットの概念

タンクへの設置状況

タンクへの設置状況

アルミフレームとネットの構成

アルミフレームとネットの構成

施 工

既存タンクの開放点検時にフローティングネットを設置でるよう、フレームおよびネットは小部材単位で構成され、点検口からタンク内に搬入して組み立てることができます。

  • STEP 1 浮き屋根降下工程
  • STEP 2 資材搬入工程
  • STEP 3 フローティングネット組立
設置手順

設置手順

性能実証

模型タンク振動台実験

タンク径: 3.28m
タンク高さ:1.2m
水深: 0.882m
一次周期: 2.19秒
実験内容: 自由振動実験
     スイープ加振実験
     地震波加振実験

実機タンク振動実験

タンク径: 15.5m
水深: 8.0m
一次周期: 4.21秒
実験内容: 自由振動実験
     人力加振実験

波高低減効果

模型実験により約35%の波高低減効果があることを確認しました。

模型タンク振動実験

模型タンク振動実験

実機タンク振動実験

実機タンク振動実験

波高低減効果グラフ

波高低減効果グラフ

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