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聴強器
  • 土木

聴強器とは

 表面2点法を用いたコンクリートの圧縮強度を推定する装置です。表面2点法は、衝撃弾性波の伝播速度(弾性波速度)を構造物のコンクリート表面で測定し、圧縮強度を推定する方法で、国土交通省が2006年度から試行を始めた「微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定要領(案)」に採用されている測定方法です。

特 徴

  • 「聴強器」は、二つの加速度センサーを 30cm の間隔で取り付けた振動検出器と専用パソコンで構成されています。
  • 振動検出器で簡便に弾性波速度を測定し、その場で即座に圧縮強度を高い精度(±15%の誤差範囲)で推定することができます。
  • 「テストハンマー」では対象としていない60N/mm2以上の高強度コンクリートに対しても適用できます。
  • NETIS登録番号: KT-070030-A
tyokyoki2聴強器の外観

測定方法

  • STEP1 円柱供試体による特性試験
    事前の準備として、打設するコンクリートの試験練りまたは実機試験の際に円柱供試験体を作製し、弾性波速度と圧縮強度の関係を求めます。
  • STEP2 圧縮強度推定式の作成
    STEP1で求めた弾性波速度と圧縮強度の相関関係に回帰することにより、圧縮強度推定式を導きます。
  • STEP3 対象構造物の測定位置の選定
    ひび割れ、ジャンカ、鉄筋など、対象構造物の測定結果に影響を及ぼす位置を避け、ハンマーで叩き易い位置を選定します。
  • STEP4 圧縮強度の推定
    ハンマーで対象構造物のコンクリート表面を数回軽く叩くことにより弾性波速度が測定され、即座に圧縮強度を確認することができます。
tyokyoki3円柱供試体の弾性波速度測定状況
tyokyoki4圧縮強度推定式の例

実施例

  • 姥懐橋上部工工事
    発注者
    国土交通省東北地方整備局
    施工完了
    2007年2月
  • 9号矢井原橋床版補強工事
    発注者
    国土交通省近畿地方整備局
    施工完了
    2007年3月
tyokyoki5橋梁上部工桁側面の測定状況
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施工事例

タイ ノンタブリ橋1

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