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モールステソスコープ法
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モールステソスコープ法(MOLE-Stethoscope) とは

衝撃弾性波法の一つである「表面2点法による強度測定法」によりコンクリートの弾性波速度から強度を測定する聴強器を用いた覆工コンクリート強度測定法です.

従来,トンネル覆工強度は打音検査等のあいまいな評価しか行えませんでしたが,聴強器を用いることにより,精度良く短時間で覆工強度を測定することが可能となりました.

聴強器のシステム構成 聴強器のシステム構成

特 徴

  • 測定機器は軽量コンパクトなシステムにまとめられており,狭い坑内でも簡便な測定が可能です
  • 初心者でも基礎的な訓練で,大量の測定を迅速に実施でき,経済性の高い調査が可能です.
  • 専用に開発されたソフトにより,測定結果をリアルタイムで分析し,迅速な評価が可能です.
  • 10~150N/mm²の圧縮強度測定に適用できます.
  • ※「微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定試行要領(案)(平成18年9月国土交通省大臣官房技術調査課)」にも採用されています.

システムのデータ測定画面 システムのデータ測定画面
聴強器によるトンネル覆工の強度測定状況 聴強器によるトンネル覆工の強度測定状況

聴強器の測定原理

(1)衝撃弾性波による圧縮強度推定法
コンクリートの弾性波速度と圧縮強度の間には,実験的に強い相関関係があることが知られています。これにより,衝撃弾性波の伝播速度(弾性波速度)を測定し,これに基づき圧縮強度を推定する方法が,衝撃弾性波による圧縮強度推定法です.

(2)聴強器の原理
2つの振動センサを組み込んだ振動検出器をコンクリート表面に接触させ,その近傍をハンマーで軽打して衝撃弾性波を発生させます.弾性波速度は,振動検出器の両センサの波動伝播時間差と測定距離(30cm)から算定されます。圧縮強度は,測定された弾性波速度を圧縮強度推定式に代入することにより求められます.これが表面2点法による圧縮強度推定の原理であり,聴強器はこの測定法に準じた非破壊試験機器です.なお,聴強器により求められる弾性波速度は縦波の速度です.

弾性波速度と圧縮強度との関係、および強度推定方法 弾性波速度と圧縮強度との関係、および強度推定方法
表面二点法の測定原理概念図 表面二点法の測定原理概念図

実施例

工業用水トンネルなどの覆工強度測定

トンネル覆工のコンクリート弾性波速度分布展開図および強度推定方法トンネル覆工のコンクリート弾性波速度分布展開図および強度推定方法
トンネル覆工のコンクリート強度分布展開図および強度推定方法 トンネル覆工のコンクリート強度分布展開図および強度推定方法
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施工事例

タイ ノンタブリ橋1

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ノンタブリ橋
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3431201101

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桶川第2高架橋
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橋梁・PC構造物

郡界川橋
国内最大規模の連続ラーメン橋 橋長740m、最大支間124m PC工学会賞(2015)
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エネルギー関連

三田川太陽光発電所
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