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モールMレーダー
  • 土木

モールMレーダー(MOLE-Multi Band Ladder)法 とは

分解能が高い1GHz帯と,到達深度が大きい250MHz帯の二つの電磁波を用いてトンネル覆工背面を高精度に調査するトンネル覆工背面探査法です

250MHz帯用レーダー 250MHz帯用レーダー

背 景

トンネル覆工背面の空洞充填は,トンネルの長期耐久性を確保するために不可欠です.そのためには,覆工厚や覆工背面空洞の分布等を高精度,かつ広範囲に把握することが必要ですが,精度と探査範囲の両方を供えた探査法はこれまで存在しませんでした. このため,分解能の高い1GHz帯と到達深度の大きい250MHz帯の電磁波を組み合わせた覆工背面探査法モールMレーダー法を開発しました.

1GHz帯用レーダー 1GHz帯用レーダー
探査に使用する機器の仕様 探査に使用する機器の仕様

特 徴

  • 覆工近傍80cm程度の範囲は誤差数mm以下で探査できるとともに,覆工から5m以上の深い地盤状況も探査できます.
  • 覆工厚や空洞分布だけでなく,補修計画で必要となる鉄筋配置や木製・鋼製支保工の配置も探査できます.
  • 軽量で小型のレーダーを使用しているため,少人数で迅速な探査ができます(3時間以内で1km以上の探査が可能).
  • 昭和40年代以前の小断面トンネルは側壁部にも大きな空洞が連続することがあります.モールMレーダーは天端・肩部だけでなく側壁部の探査も容易に行えます
覆工背面空洞部の典型的な反射波パターン 覆工背面空洞部の典型的な反射波パターン
矢板設置部の典型的な反射波パターン 矢板設置部の典型的な反射波パターン
覆工鉄筋配置部の典型的な反射波パターン 覆工鉄筋配置部の典型的な反射波パターン
木製支保工設置部の典型的な反射波パターン 木製支保工設置部の典型的な反射波パターン

探査結果の反射波形のコントラストを変化させることで,さまざまな情報を可視化することが可能です.

実施例

工業用水トンネルの補強工事

内空面積 : 約2.3m2

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施工事例

タイ ノンタブリ橋1

橋梁・PC構造物

ノンタブリ橋
タイ王国初のエクストラドーズド橋 橋 長:460m、最大支間:200m PC工学会賞(2015)
3431201101

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桶川第2高架橋
世界初のバタフライウェブを用いたプレキャストセグメント橋  橋 長:3,089m、最大支間53.0m PC工学会賞(2015)
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郡界川橋
国内最大規模の連続ラーメン橋 橋長740m、最大支間124m PC工学会賞(2015)
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エネルギー関連

三田川太陽光発電所
発電出力:1,000kW 太陽電池:多結晶シリコン型250W×4,396枚=1,099kW パワーコンディショナー:500kW×2台