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うちみずガラリとは

給気ガラリの外部でミスト噴霧を行い、その空気を室内に導入することで、室内を冷却します。外部で噴霧することで、室内が濡れることを低減し、冷却効果を高めます。

仕組み

うち水ガラリは、使用する散水ノズルにより、方式や効果が異なります。 水道圧利用方式は、専用ポンプを使用しないので、設置コストや電力が安くなりますが、冷却効率が若干低下するのと、ルーバー形式によっては若干の水滴侵入の可能性があります。微細水滴方式は、冷却効率が高く、水使用量も少なくてすみますが、ポンプ稼働に電力を使用します。微細水滴はルーバーを通過しますが、濡れて被害を及ぼす可能性は少ないと考えます。

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うちみずガラリによる空気の冷却効果

施工方法

空気取り入れガラリの前面に散水ノズルを取り付けます。散水ノズルには水道から水を供給するように配管を接続します。微細水滴用ノズルを使用して冷却する場合は専用のポンプを必要とするための設置場所を確保します。 工事は、作業の足場が確保できる箇所であれば一日程度で完了します。

 

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ガラリへの散水ノズルの設置

 

メリット

冷房の停止による節電対策
室内温度環境の改善効果
機器の高温による効率悪化防止
空気中の塵や埃、花粉なども捕らえることができ、空気を浄化する効果が見込まれます。
うちみずガラリの室内側の温度

事例

工場のコンプレッサー室にうち水ガラリを適用しました。

給気温度低下:5℃

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