Neoシリーズ第2弾"Sulatto 3 Neo(スラット3ネオ)"発表
― 住戸内に梁型・柱型が無い住空間を実現 ―
三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 則久 芳行)は、住戸内の梁型・柱型を無くした免震高層板状マンション"Sulatto 3 Neo(スラット3ネオ)"※1を開発しました。"Sulatto 3 Neo"は従来の柱と梁による構造フレームに替えて、共用廊下側には壁と床による「Neoフレーム」※2を、バルコニー側には構造体を一部に集約した「グリッドフレーム」を用いることで、住戸内外の梁型と柱型を無くすことができ、居室有効空間の増大、開口部の自由度向上、設備配管の梁貫通撤廃を実現する新構法です。20階程度までの板状超高層マンションへの適用を目的として開発し、今後は首都圏をはじめ全国の高層マンション案件に積極的に提案していきます。
※1 特許出願中。Sulattoは当社の登録商標です。
※2 Neoフレーム:壁と床で構成する三井住友建設オリジナルの構造フレーム。
図-1 Sulatto 3 Neo 基準階平面図の例
■ "Sulatto 3 Neo"の特徴
(1)家具配置のしやすさが劇的に向上
"Sulatto 3 Neo"では住戸内外に梁型も柱型も無いため、机やベッドなどの家具が部屋の隅まで無駄なく置け、平面的に実質1㎡程度のゆとりが生まれます。それによって例えば玄関ホールを広げて自転車などの大切なモノを保管・収納したり、ベンチを設置したりもでき、延べ面積を増やすこと無くライフスタイルに合わせた付加価値の高いプランニングが可能です。
図-2 共用廊下側居室のプランニング例
(2)換気・採光しながらプライバシーを確保
"Sulatto 3 Neo"では住戸内に梁型・柱型が無いので、サッシをこれまでより幅広く高い位置にハイサイドライトとして設置可能です。それにより換気や採光で窓を開けた状態でも外から覗かれにくく、居室のプライバシーを確保します。またサッシ下部の壁面には薄型TVや飾棚を設置したり、アートを展示したりすることが可能となり、居室の使い勝手が大幅に向上します。
図-3 ハイサイドライトを設置した居室空間イメージ
(3)不具合発生要因をゼロに
"Sulatto 3 Neo"は免震構造に加えて共用廊下側にNeoフレームを、バルコニー側には構造体を一部に集約したグリッドフレームを採用。また戸境壁には梁内蔵連層耐震壁を採用しています。これにより住戸全体で梁型の無い空間が実現するので、設備配管の梁貫通がゼロになり、不具合の発生要因が無くなります。
■ 今後の展開
"Sulatto 3 Neo"は、付加価値が高くより使い勝手の高い住空間を実現するために開発した新しい構法です。首都圏をはじめ全国の高層マンション案件における当社からの提案として、積極的に展開を図っていきます。今後も当社はこれらの開発を通じて、より一層のマンション価値向上に寄与すべく、安全・安心・快適な住まいの創造を目指していきます。
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