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スクライム-H(SQRIM-H)工法とは

柱と柱梁接合部を一体にしたプレキャスト部材を用いるオールプレキャスト工法で、スクライム工法を発展させて、製造・運搬効率性が向上しています。

スクライム−H(SQRIM-H)は、Sumitomo Mitsui Quick Rc Integration-Horizontalの略称です。本工法は特許を取得しています。

 

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スクライム-H梁PCa

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スクライム-H梁PCa 接合部

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スクライム-H柱PCa

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施工状況

特徴

  • 形状が簡素化されるため製造時の作業が単純化・平準化し、生産性・品質精度の向上および経済性の改善に大きな効果があります。
  • 柱と梁のPCa部材重量がほぼ均等となり、現場で使用する仮設機材(クレーン等)の小型化が可能となり、運搬効率が向上します。
  • 4方向から梁が取り付く柱など、従来の柱・梁接合部と大梁が一体化されたフルPCa工法では困難であった箇所にも採用できるなど、汎用性が大幅に向上しました。
  • 柱を外周部に配置する構造形式(アウトフレーム形式)に本工法を採用すると、外周部の柱梁に現場打ち部分がないため、柱梁の断面寸法を増加させることなく無足場施工を実現します

施工

STEP1とSTEP2は逆手順でも問題ありません。

  • [STEP1] スクライム−H梁PCa[1]設置
  • [STEP2] スクライム−H柱PCa[2]設置
  • [STEP3] スクライム−H梁PCa[3]設置
  • [STEP4] スクライム−H梁PCa[4]設置
  • [STEP5] グラウト材充填

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実績

2019年8月時点:16棟(17~52階建てのRC住宅に適用)

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