2018年度 社長賞(環境部門)表彰

環境経営推進にあたり、社員の意識向上・士気向上を目的に環境経営活動の模範となる取り組みに対して表彰を行いました。

<選考基準>
経営理念および環境ビジョン(地球温暖化の防止、循環型社会の形成、生物多様性への配慮)への貢献度が高いもの。

1. 東北支店 宮古復興工事事務所

『被災地の住宅の擁壁から発生した御影石を河床埋戻し材に有効利用等』

この地域の区画整理にあたり、被災された住宅の擁壁や庭に多く使用されていた御影石を処分する必要性がありましたが、この御影石を地域住民の方々の憩いの場である河川及び親水公園の改修時に河床埋戻し材として使用しました。

結果として、当初検討した産廃処分と運搬にかかるCO₂排出量の削減ができ、さらに想い出のある御影石を廃棄せずに、憩いの場に有効利用したことで、地域住民の方々にも喜んでいただきました。

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2. 東京建築支店 新川2丁目計画作業所

『地下既存壁の山留壁としての有効利用及びPCa化による廃棄物削減等』

  1. 既存地下外壁を山留壁として再利用する事で、「解体撤去に伴う廃棄物発生量」、「解体撤去時の騒音・振動」や「周辺地盤への影響と解体撤去時の重機作業・廃棄物搬出でのCO₂発生量」を抑制しました。
  2. 柱及び梁の仕口部分にPCaを使用することで、型枠の廃木材の発生を抑制しました。さらに屋上の設備をサイトPC(鋼製型枠)で作成し、型枠の廃木材の発生抑制」しました。

H29 3R推進功労者等表彰(主催:リデュース・リユース・リサイクル推進協議会)で会長賞受賞

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3. 中部支店 豊田 中工区作業所

『内陸用地造成事業 豊田・岡崎地区 中工区 整地工事』

[1] 清濁分離

橋梁工事の計画において、工事箇所から濁水を流出させた場合、下流に生息する、貴重植物に悪影響を及ぼす懸念があったため、沢の上下に大型土のうで堰堤を作り水の清濁分離をおこないました。上部の堰堤で上流からの清水を堰き止めて清水管で下部の堰堤の下流に放流し、植物へ清水を供給しました。そして下部の堰堤により工事箇所で発生する濁水を堰き止めて濁水管で植生に影響のない地点まで導水しました。

[2] 濁水処理

工事現場から流出する濁水を低減することが重要であったため、濁水をさらに抑制するため以下 1.~3. の対策をしました。

    1. 整池内に汚濁防止フェンスを設置
    2. 水プラント(100m3/h)を設置
    3. 竹ソダ槽を配置した濁水処理施設を設置
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4. 広島支店 真庭作業所

『伐採材の木質バイオマス発電の利用による廃棄物及びCO2削減』

新築工事の敷地確保の為、伐採した既存植栽を真庭市の推奨する木質バイオマス発電で利用しました。チップ化して処分することで、従来発生する産業廃棄物としての処分費を0円に削減しました。チップ化された後に、真庭市の推奨する木質バイオマス発電の燃料として利用されました。この結果、CO₂排出量と産業廃棄物を削減できました。

 

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撤去前

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撤去後

5. 建築本部 第2設計DV・構造設計DV・設備設計DV

『(仮称)綱島東Ⅲ計画新築工事』

パッシブ設計、一括受電のエコキュート、HEMS(エネルギーの見える化)、太陽光発電設備や蓄電池設備、カーシェア、EV充電設備、共用部照明(夜間50%削減)等を採用し、省エネやCO₂削減(LCCO2評価対象の参照値に対する割合:29%)を目指しました。

その取り組みの結果、日本のCASBEE横浜3.8(Sランク)を実現。更に国際的な環境性能評価であるLEED認証で、日本の分譲マンションで初のゴールド認証を取得できました。

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6. 事業開発推進本部 企画推進部・四国支店 高松営業所

『平木尾池ソーラー発電所』:自社開発の水上太陽光発電用フロートシステムを使用した発電事業

  1. 土地の造成等による自然環境への悪影響を与えずに、再生エネルギーを創出することで、環境経営の一環として、地球温暖化対策(CO2 排出削減)に貢献します。
  2. ため池を管理している水利組合に対して水面利用料を支払うことにより、高齢化や離農者のため組合員の減少している水利組合が、農業用水及び防災機能としてのため池の維持管理費用に当てることができます。また、三木町にも公有財産使用料を支払うため、相互利益、地域社会への貢献につながる事業になります。
  3. 日本国内のゼネコンとして、初の自社運営を行う水上太陽光発電所です。
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7. 国際支店 SMCCフィリピン マニラ事務所

『ルソン島南部、カヴィテ州マラゴンドン郡パグサンハン村における竹の植樹活動』

前年度に続いて環境天然資源省の助けを借り、竹の植樹活動を行いました。

土曜日の休日を利用し、職員、管理職、そして日本人出向者の自発的な参加により実施しました。合計1000本の竹を植樹し、環境天然資源省から感謝状を授与されました。

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8. 東京土木支店

『大川端オフィス周辺(佃地区)における真栄会との合同清掃活動』

佃地区の清掃活動は、平成25年3月に開始し、平成27年5月から、これまでの活動範囲(佃一丁目、二丁目地区)に佃三丁目地区も加え活動を拡大しました。

平成29年度は4回実施しました。

この活動は、地域住民の評判も良く、平成27年10月には、活動地区である佃二丁目町会様より感謝状を授与されました。この活動は、当社社員、真栄会会員の積極的な地域参加・地域交流に繋がっています。

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