健康経営の取り組み

健康経営の推進について

当社では、高年齢者雇用安定法の改正に伴い、近年、定年退職後再雇用される社員が増加しています。一般的に、年齢が上がるにつれ生活習慣病など病気にかかるリスクが高まりますが、一方で、年齢が上がっても、各自が健康づくりにしっかり取り組むことで、健康の保持・増進は可能と言われています。

そのため、当社の保険者である全国土木建築国民健康保険組合(以下、土健保)が主催するヘルスアップチャレンジに積極的に参加しています。最近発表された土健保の事業所別健康度ランキング(2018年度・大規模法人91社)では、総合ランキングが26位(前年度30位)に上昇しました。しかしながら、上記の社員の高年齢化の影響もあり、血圧の有所見率(20.9%→22.3%)や血糖値の有所見率(4.5%→16.2%)が前年度から上昇するなど、当社が解決すべき健康課題も明らかになってきています。

このように、当社が「健康経営®」(※1) を推進する背景・目的は、社員の高年齢化に伴うリスクの低減や、高ストレス社会を反映してメンタル不調を発症するリスクの低減が挙げられます。こうした不調者が増加することは、会社にとって業務効率や生産性の低下につながることから、社員の健康増進は会社の重要な経営課題となっています。


(※1) 「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

1. 健康経営推進体制

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(※2) 2019年度より外部コンサルタント会社(SOMPOヘルスサポート)を活用し、当社における健康経営のコンセプトの明確化、および全店保健師ネットワーク作りなど、産業保健体制を強化。

2. 健康経営の取り組み

当社では、「中期経営計画2016-2018」において、事務センターと人事部が連携して本格的に「健康経営」の推進を開始し、「中期経営計画2019-2021」では、最終年度に「ホワイト500の取得」を目標に掲げ、以下のとおり「健康経営」の取り組みを強力に推進しています。

土健保とのコラボヘルスでは、2019年度に健康管理システムを導入し、健康診断結果データの共同利用を開始しました。また、新型コロナウイルス禍、社員の運動不足の解消や社員間のコミュニケーションの活性化をはかるため、土健保の健康増進イベント「みんなで歩活」への積極的な参加を促すとともに当該イベントに合わせて当社独自イベントを開催し、社員の健康増進意識の向上に取り組んでいます(2020秋「みんなで歩活」では、経営トップを始め、経営会議メンバーを含む全役職員の4人に1人が参加)。

長時間労働による健康障害の防止とメンタルヘルス対策では、健康リスクが高い社員を見逃さないため、産業医による面接指導や健康相談等の確実な実施に加え、メンタルヘルス不調者への適切な対応ができるよう、2020年11月から本店に精神科産業医を新たに設置し、産業保健体制の強化を行いました。

健康経営課題の評価・改善では、健康診断結果データを活用し、外部コンサルタント会社に社員の健康状態および生活習慣病リスクに関する分析を委託し、社員の健康課題の可視化を行いました。現在、当該結果に基づく、健康診断項目の各改善目標を設定し(例:Ⅲ度高血圧未治療者0人)、社員の健康づくりの施策を実施することで、健康経営に係るPDCAサイクルを強力に推進するべく、取り組みを行なっています。

健康経営に関する理念等

経営理念

【社員活力の尊重】

社員の個性と能力が遺憾なく発揮でき、働き甲斐のある、開かれた闊達な会社を創ります。

企業行動憲章 【働き方の改革、職場環境の充実】
社員等の能力を高め、多様性、人格、個性を尊重する働き方を実現するとともに、健康と安全に配慮した働きやすい職場環境を整備します。
長期経営方針

Ⅱ. 魅力ある企業づくり
Ⅴ. CSR経営の推進

中期経営企画
2019-2021

Ⅱ. 基盤戦略

【人材戦略】
働き方改革、魅力ある職場環境の実現
 ●時短プログラムの推進 ●多様な働き方をサポート

【ESG経営】
S:快適で働きやすい職場環境の実現
 ●働き方改革 ●ダイバーシティ推進 ●健康経営

3. 健康経営戦略マップ

健康経営戦略マップ
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4. 取り組みの成果例 (受動喫煙防止対策)

建設業は、一般に比べて喫煙率が高いと言われており、受動喫煙を防止するためにも、また喫煙者の健康を考えるうえでも、喫煙率を低下させることが重要と考えています。

当社では、2018年度に「受動喫煙防止ハンドブック」を作成し、受動喫煙の防止に注力しており、その一環として、受動喫煙を確実に減らすことができる施策として、禁煙外来受診費用補助制度を制定し、喫煙者の禁煙に取り組んでいます。

この取り組みの効果もあり、2019年度は、喫煙率が2016年度の31.9%から29.8%に減少しました。