[ 事業戦略 ]
新規・建設周辺事業部門
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新規・建設周辺事業部門
お客さまの多様化するニーズに応え、大きく変化する社会課題を解決するため、従来の建設分野が手掛ける事業領域・スタイルにとらわれることなく、「新たな事業領域への進出」に挑戦しています。
当社が注力しているのは、「社会課題解決型事業」と「再生可能エネルギー事業」です。例えば、民間企業のノウハウを活用し公共施設の運営に参画する事業、遊休地やため池などを活用した再生可能エネルギー事業など、当社のケイパビリティと新しい発想を融合してさまざまなソリューションを提供しています。
第6次中期経営計画に基づき、①再生可能エネルギー、②PPP/PFI、③医薬品施設エンジニアリングの3事業を中心に取り組みました。
当社のバイオトイレは、杉チップを用いた循環式バイオトイレです。従来のトイレと異なり、下水道や浄化槽への接続や、バキュームカーによる汲み取りの必要がないため、下水道への接続、配管が困難な山岳地や離島などにも設置できます。微生物の働きにより、トイレ特有の悪臭が発生しません。
エンジニアリングサービスの一環として、熱、音、振動など建築環境に関するコンサルティングサービスを提供しており、なかでも工場などの暑熱対策に多くの実績を有しています。工場、倉庫は、他の建築物と比べ内部の気温が高くなりがちであり、特に夏場の暑熱対策は生産性、健康面への影響から近年ますます重要になってきています。しかしながら、これらの建物で冷房装置にて対応すると膨大な電力などのエネルギーが必要となり、現実的ではありません。当社では、建物ごとに暑さの原因分析を実施し、それに基づき最適な暑熱対策として、「屋根散水」「自然換気」など省エネルギーで効率的な環境にやさしい暑熱対策を提案しています。
引き続き、再生可能エネルギー、PPP/PFI、医薬品施設エンジニアリングの3事業を中心に取り組むとともに、2021年度はさらに、「新規・新領域事業の発掘・育成」を目指していきます。このうち、再生可能エネルギー事業では、国内で新たに1ヶ所の太陽光発電所の着工を予定するとともに、国内外で太陽光発電・小水力発電事業等の具体的検討を進めます。また、医薬品施設エンジニアリングでは、従来の抗癌剤、再生医療薬に加え、新型コロナウイルス関連市場の活性化を見据え、当社独自の技術、商品の受注拡大を目指します。新規・新領域の事業としては、当社のケイパビリティを活用した新規事業の事業化を目指すとともに、脱炭素のキー技術となる水素についてその利活用の検討を開始します。
コロナ禍が引き金になったニューノーマルに向けては、新たな事業機会を多様な人材、多様な目線で開拓していきます。日々変わる世間の動向、ニーズを拾い上げ、社内外の技術や知見を用いるとともに、既存技術の他分野への転用に取り組み、新たな分野への進出を目指します。