「浮体式洋上太陽光発電システムの研究」がNEDO公募事業に採択

― 太陽光発電の新たな可能性を切り拓く国内初の実証試験 ―

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 柴田 敏雄)は、中国電力株式会社(広島県広島市中区小町4-33 社長 中川 賢剛)および中電技術コンサルタント株式会社(広島県広島市南区出汐2-3-30 社長 森川 繁)と、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)の助成事業(※1) へ「浮体式洋上太陽光発電システムの研究開発」を共同で提案し、このたび採択されました。

(※1) 太陽光発電導入拡大等技術開発事業研究開発項目II:設置場所に応じた太陽光発電システム技術開発

太陽光発電の導入が進むなか、更なる導入拡大に向けては、太陽光発電設備を設置するための適地不足が課題となっています。こうした状況を踏まえ、3社は協力して、太陽光発電の新たな可能性として期待される、海上に設置可能な浮体式洋上太陽光発電システム(※2) の研究開発に着手します。広島県豊田郡大崎上島の近海に浮体式洋上太陽光発電システムを設置して実証試験を行うこととしており、波浪の進入がある海域での実証試験は、国内初の取り組みです。

(※2) 太陽光パネルやフロートなどの付属設備の総称

2025年度下期から2028年度末までの期間で研究開発を実施する計画としており、浮体式洋上太陽光発電システムの設計等の研究開発を進めた上で、2027年度上期に洋上に同システム(約50kW)を設置します。システム設置後1年程度かけて波風・潮位変動・塩害等に対して安全かつ安定した発電が可能であることなどを確認するとともに、事業性の評価等を行います。

このたびの研究開発は、浮体式洋上太陽光発電という新たな可能性を切り拓くものであり、3社は、社会実装に向けて取り組みを進めることで、再生可能エネルギーの導入拡大とカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。

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三井住友建設株式会社
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〒104-0051 東京都中央区佃二丁目1番6号
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