株主の皆さまへ(メッセージ)

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代表取締役社長
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株主の皆様におかれましては、平素よりご厚情、ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2024年4月、三井住友建設の社長に就任しました柴田でございます。株主様をはじめ、関係各位の皆様のご期待に応えてまいる所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

私は、これまで長い間携わってきた現業部門における経験や知見を最大限生かし、当社の祖業である建設事業を軸に、「現場を起点とする経営」を実践し、早期の業績回復と持続的な企業価値向上に向けて全力を尽くしてまいる所存でございます。

6月に開催した定時株主総会では、株主の皆様から現在施工中の国内大型建築工事の追加損失の可能性や社長人事に関するご質問ならびに貴重な意見を賜りました。当社といたしましては、施工・品質管理体制の強化、本支店による施工全般に対する支援や技術的な指導、外部の有識者に参画いただいた調査委員会の提言を踏まえて策定した再発防止策の徹底により、更なる追加損失の発生を防止してまいります。株主の皆様のご期待に応えられるよう、早期の業績改善、企業価値の向上に取り組んでまいります。

当社グループは、「中期経営計画2022-2024」の最終計画年度を迎えました。2024年度を本計画の仕上げ期間と位置付け、目標達成に向けて「収益力の向上」「成長分野への挑戦」「人材(=人財)基盤の強化」を強力に推進してまいります。そして、「2030年の将来像」として掲げる『新しい価値で「ひと」と「まち」をささえてつなぐグローバル建設企業』の実現を目指してまいります。また同時に、持続的な成長軌道への回帰を確実なものとするため、次期中期経営計画の策定にも注力してまいります。

結びにあたり、新経営体制のもと、私が先頭に立ち全身全霊で取り組んでまいりますので、株主の皆様におかれましては、今後とも倍旧のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

2024年6月