新しい超高層マンション「Sulatto(スラット)」シリーズを展開

― 弊社商品「SuKKiT」の思想と免震技術の融合によるマンション設計システム ― 第一弾として 「Sulatto 1」と「Sulatto 3」 の提案を開始

■概 要

三井住友建設株式会社(東京都新宿区西新宿7-5-25 社長 五十嵐 久也)は、先般提案開始しました「SuKKiT(スキット)」シリーズに続く、新しい集合住宅設計システムとして「Sulatto(スラット)※1」シリーズ(以降「Sulatto」)を展開してまいります。

「Sulatto」は60m以上の高さの超高層住宅をターゲットとして、「SuKKiT」で追求した「開放感」と「自由度」を「合理的」に実現するものです。まず第一弾として、免震構造を採用して地上60mでのハイサッシをこれまでと変わらないコストで実現する「Sulatto 1 トリプルフラットビーム」と「Sulatto 3 フリーノンビーム」の提案を開始いたします。※2

※1 「Sulatto」 : SuKKiT + isolator Tower 商標登録出願中
※2 特許出願中

Sulatto 3 フリーノンビーム」外観イメージ
「Sulatto 3 フリーノンビーム」外観イメージ

■ Sulatto 1 トリプルフラットビーム」と「Sulatto 3 フリーノンビーム」

これまで14階程度が高さの限界だった「トリプルフラットビーム」と「フリーノンビーム」を、免震構造を採用することにより20階60mの超高層で実現するもので、ハイサッシによる付加価値の高い住戸を、より商品価値の高い高層階で計画することが可能になります。

【1】構 成

建物構造は、免震装置を地盤面に設置する免震構造としています。それにより免震ピットが不要になり地下掘削量が大幅に減るため、工事期間、工事費ともにこれまでの免震構造に比べて大幅な縮減が可能です。1階は免震装置と設備スペース、共用スペースの一部として使用し、住戸は防災防犯上より安全な2階以上の階に設定されることで住戸の商品価値を高めます。地上部の住棟躯体はご好評をいただいている「SuKKiT」シリーズの「トリプルフラットビーム」と「フリーノンビーム」を採用。免震装置との組合せにより、開放感に溢れた自由度の高い住空間を地上20階60mの高さで計画可能になりました。

Sulatto 1 トリプルフラットビーム 住棟断面の例
Sulatto 1 トリプルフラットビーム 住棟断面の例

【2】 特徴・メリット

ハイサッシによる開放感と室内に柱・梁型の出ない自由な住空間を、地上60mの高層階で実現します。「Sulatto 1トリプルフラットビーム」では2.2m、「Sulatto 3フリーノンビーム」では天井いっぱい2.45mのハイサッシによるワイドな開口部から、より素晴らしい眺望・景観を楽しむことができます。また免震構造の採用による地震時の高い安全性や、住戸設定階が2階以上であることによる防犯・防災上の安全性は、エンドユーザーにより高い安心感を与えるとともに、建物の資産価値を高めるメリットがあります。

Sulatto 1 トリプルフラットビーム 住棟断面の例
Sulatto 1 トリプルフラットビーム 基準階平面図、住戸断面図の例

建物平面形状は「SuKKiT」シリーズと変わらず、シンプルな板状住棟を基本としており、20階建てとして高容積率の消化が可能なため、都心市街地や駅前立地の商業系用途地域での計画に適しています。

Sulatto 1 トリプルフラットビーム 住棟断面の例
Sulatto 3 フリーノンビーム 基準階平面図の例

Sulatto 1 トリプルフラットビーム 住棟断面の例
Sulatto 3 フリーノンビーム 住戸断面図の例

Sulatto 1 トリプルフラットビーム 住棟断面の例
Sulatto 3 住戸インテリアイメージ

■今後の展開

「Sulatto(スラット)」シリーズは、開放感が高く自由な住空間を、地上60mから100m程度の超高層集合住宅で実現させることを目的とした新しい提案です。三井住友建設ブランドのマンションとして、今後ともより良い開発・提案を続けてまいります。

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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