施工管理システム「SMileSite」を全建築現場で導入開始

― スマートデバイスの活用で配筋検査業務の作業時間が半減 ―

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 新井 英雄)は、建築現場における業務の生産性向上を目的に自社開発した施工管理システム「SMileSite」(スマイルサイト)を、このたび当社の全建築現場で導入を開始しました。

本システムは、スマートデバイス(iPadまたはiPhone)(※)を活用して建築現場での配筋検査業務を省力化するもので、検査結果の入力や写真撮影後はデータをサーバーに転送するだけで検査帳票や写真台帳等が自動作成され、導入前と比べて配筋検査に関わる作業時間が半減します。また、鉄筋継手、鉄骨、プレキャスト、住戸内仕上げなどの検査機能も備えており、建物の構造や用途に応じた使用で、業務の効率化とICT(情報通信技術)による生産性向上を実現します。

(※)iPadおよびiPhoneは、米国のApple,inc.の商標登録です。

 

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【全建築現場で導入を開始した施工管理システム「SMileSite」】

 

■ 本システムの開発の経緯

建築現場での生産性向上を目的に、スマートデバイスを活用した本システムの開発に着手し、2014年11月より実証実験を兼ねた実現場での導入を開始しました。以後、導入する対象の現場を拡大しながら、対象検査項目の拡充など継続的なシステム改善と直感的に使えるインターフェイスの検討を行ってきました。

そして、配筋検査時に検査対象部位をワンタッチすることにより部材情報を表示(従前は検査位置の各種情報を都度個別に選択)させ、検査をスムーズに行う機能を追加し、検査に要する作業時間の半減を実現。このたび、全建築現場への導入を開始しました。

 

200326_02.png【業務効率化の検証結果】

 

■ 今後の展開

本システムの利用拡大を図りながら現場の多様な要望を継続的に集約し、システムの高度化につなげ、さらなる生産性の向上と働き方改革を進めてまいります。

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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