バングラデシュ バンガバンドゥ橋(ジャムナ鉄道専用橋)建設事業を受注

― 鉄道貨物輸送における需要増加および安全性の向上に対応 ―

株式会社IHIインフラシステム(所在地:大阪府堺市、社長:石原 進、以下「IIS」)と三井住友建設株式会社(所在地:東京都中央区、社長:新井 英雄、以下「SMCC」)の共同企業体は、このほど、バングラデシュ人民共和国における バンガバンドゥ シェーク ムジブル鉄道橋(ジャムナ鉄道専用橋)建設事業(※)のWD2(西側)を受注しました。

(※)Bangabandhu Sheikh Mujib Railway Bridge Construction Project

 

【完成予想図】

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出典:OC GLOBAL -長大-DDC Joint Venture

 

バングラデシュは、近年の堅調な経済発展に伴い、鉄道輸送の増加が予想されている中、鉄道施設の老朽化による速度・重量制限、運行遅延等が生じており、需要増加に対応可能な鉄道網整備が喫緊の課題とされています。中でも、同国中央部を流れるジャムナ川に架かるジャムナ多目的橋(首都ダッカから北西約100km)は、道路橋と鉄道橋として利用され、隣国インドに繋がるアジア横断鉄道の一部をなす重要な区間であるにも関わらず、振動問題およびひび割れなどの老朽化が進んでいます。

本事業は、日本政府の円借款により、ジャムナ多目的橋と並行した鉄道専用橋を新たに建設するものです。将来の鉄道輸送需要への対応および安全性の向上を図り、バングラデシュ国内および近隣諸国との物流ネットワークの効率化に寄与することを目的としています。

 

■ 事業概要

名称 : ジャムナ鉄道専用橋建設事業(WD2)
発注者: バングラデシュ人民共和国 鉄道省 バングラデシュ国鉄
施工 : IHIインフラシステム/三井住友建設共同企業体(JV) 
工期 : 48ヶ月間
施工場所: シラジガンジ県およびタンガイル県
工事概要: 事業対象区間11,300mのうち6,075.7m
      鋼下路トラス橋:全長4,800mのうち西側2,250m(鋼管矢板井筒基礎)、
      陸上高架橋、軌道工事、盛土工事、駅舎工事、既存河川堤防補強工事

 

【位置図】

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海外において橋梁建設で多くの施工実績を持つIISと、本工事で採用される高難易度の鋼管矢板井筒基礎工事において高い技術・競争力を有するSMCCが組むことで、この度の受注へと至りました。

両社が有する技術・ノウハウにより本工事を確実に遂行することで、バングラデシュの経済発展に貢献していきます。

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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