フィリピン共和国、マニラ首都圏地下鉄工事の契約調印
― マニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)CP103工区 ―
三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 近藤 重敏)は、フィリピン共和国におけるマニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)CP103工区の契約調印を11月3日(木)にマニラ市内マラカニアン宮殿で行いました。
《関連リリース》
フィリピン共和国、マニラ首都圏地下鉄工事の落札通知を受領(2022年10月07日リリース)
【契約調印の様子】
フィリピン運輸省 バウティスタ 大臣(左端)、フィリピン共和国 マルコス 大統領(右から3番目)、
森 昌文 内閣総理大臣補佐官(右から2番目)、当社 山地 斉 常務執行役員国際本部副本部長(右端)
マニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)は、JICA円借款STEPによるマニラ首都圏北部バレンズエラ市から南部パサイ市を結ぶフィリピン初の地下鉄工事(約27km、15駅)であり、CP103工区はアノナス駅、カティプナン駅舎工事を含むイーストアベニュー駅からオルティガスノース駅を結ぶ全長約6.5kmの地下鉄区間です。
■ 工事概要
工事名称 | マニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)CP103工区 |
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発注者 | フィリピン共和国 運輸省 |
設計 | オリエンタルコンサルタンツグローバルJV |
施工 | 三井住友建設株式会社 |
契約金額 | 約657億円(日本円換算) |
工事期間 | 着工から290週(約66.7カ月) |
工事概要 | 工事延長約6.5kmの土木・建築、設備一式工事。 2つの駅舎工事(アノナス駅253m、カティプナン駅277m)を含み、4つの各駅舎間を結ぶ上下線シールドトンネル区間総延長11.97km、内径6.1m。 |
【カティプナン駅周辺の完成予想図】
■ 今後の展開
当社はフィリピンの他、日本政府ODA支援としての橋梁・鉄道・道路・水道等の社会インフラ整備事業や、アジア各国で日系、欧米系及び地元企業事務所、工場等の建設事業等幅広く事業展開をしてきました。フィリピンにおいては、現在施工中の南北通勤鉄道事業(マロロス-ツツバン)CP2工区(マニラ市北方のブラカン州マロロス市からボカウエ地区までの区間延長14kmの高架橋と3つの駅舎を構築するプロジェクト)に続く受注となります。
今後も日本特有の技術力と長年の海外事業展開によるマネジメント力を活かして、アジア各国の社会インフラの整備事業を通して各国の経済の発展に貢献してまいります。
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