headline-growth.png

新規周辺領域事業

intrep2025-shinki_01.png

事業の特徴と強み

新規周辺領域事業は、「新たな収益源創出」、「サステナブル社会への貢献」を目的として、新たな事業の創生に取り組んでいます。再生可能エネルギー事業では、自社開発したフロートシステムを強みとした水上太陽光発電事業の事業拡大が進んでおります。その他事業としてバイオトイレ製造販売事業や樹木維持管理支援事業では、建設事業で蓄積された技術や営業ネットワークなどを活用した事業展開を進めています。加えて、事業アイデア創出の取り組みとして、2023年度から事業アイデア公募制度「Plus One Challenge」を実施しています。

中長期方針

「社会に新しい価値を提供し、その対価を通じて当社の持続的成長に寄与する」ことを目的として、社会課題解決に向けた新規周辺領域事業の推進のために、3つの注力分野を中心に事業展開を図る方針です。1つ目は「クリーンエネルギー分野」で、水上太陽光発電のさらなる事業拡大を軸に小水力発電やバイオガス発電の事業化を推進します。2つ目は「インフラ維持/防災・減災分野」で、バイオトイレ製造販売事業を軸に防災・減災事業を拡大、また樹木維持管理支援事業など広義でのインフラ維持管理事業の展開を目指します。3つ目は「業界課題の解決分野」で、 担い手不足など、当社も含め建設業界が抱える課題に関するソリューション事業を目指します。

intrep2025-shinki_02.png

2024年度の主な取り組み

intrep2025-shinki_03.jpg

事業アイデア公募制度「Plus One Challenge」

第2回となる2024年度は、募集テーマを「当社事業の周辺領域における新たな事業アイデア」として実施しました。全社から67件の事業アイデアがエントリーされ、10月の中間選考を経て、2月の最終選考会では日常の業務の中から生まれたアイデアなど2件が選定されました。当事業アイデアは、現在事業創生本部にて具体的な事業化検討を進めています。

intrep2025-shinki_04.jpg
SMilet®外観

バイオトイレ製造販売事業 SMilet®

災害時におけるトイレ環境改善に寄与する水循環式バイオトイレSMiletは、モニター機にて動作確認を実施後、製造販売体制を構築し2024年12月より一般販売を開始しました。2024年度の実績として、国土交通省が推進する防災用コンテナトイレの配備事業において6台を受注しました。

intrep2025-shinki_05.jpg
tree AITM 診断状況(イメージ)

樹木維持管理支援事業 tree AI™

近年増加している街路樹等の倒木事故撲滅に向けて、樹木維持管理支援の事業化に取り組んでいます。当社で開発中のAI(人工知能)を活用した診断システムによって樹木診断が大幅に効率化し、より多くの樹木の初期診断が実施可能となることが期待できます。2026年度からの一部事業化を目指して取り組みを進めています。

intrep2025-shinki_04.jpg
加東市(平池・新池)水上太陽光発電所

再生可能エネルギー事業

再生可能エネルギー分野の取り組みについては、環境負荷の少ない水上太陽光発電と、河川と既存ダムを利用する小水力発電に注力しています。2024年度は、兵庫県加東市の平池・新池(農業用ため池)で建設を進めてきた、当社初となるFIP制度活用型PPAモデル事業の水上太陽光発電所(1.6MW)が3月31日に完成し運転を開始しています。

Plus One Challenge

intrep2025-shinki_07.jpg

2024年度 Plus One Challenge 最終選考会

エントリーされた67件のアイデアから選出された5チームが、これまで練り上げてきた事業アイデアのプレゼンテーションを実施。柴田社長をはじめ、担当役員、各本部長で構成された選考会での厳正な審査の結果、2チームが最終選考を通過し、事業創生本部にて具体的な事業化検討を進めています。