災害時の停電を想定して超高層住宅のエレベーターを電気自動車電源で稼働実証

―「陸・海 電力コネクティングシステム」の有効性を確認し、事業化に目途―

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 新井 英雄)は、国立大学法人東京海洋大学との共同で開発した、災害などによる大規模停電時に船舶や電気自動車から合理的かつ経済的に動力電源を供給する「陸・海 電力コネクティングシステム」による、超高層住宅(43階)のエレベーターの稼働実証試験を行い、報道関係者向けに公開しました。

国内初の試みとなるこの試験により、フル充電の電気自動車電源でエレベーターを最上階(43階)まで100往復できることなど、同システムが災害時における大規模停電時に高層階からの避難や地上からの物資輸送に有効であることを確認し、事業化に向けて目途をつけました。

 

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【稼働実証が行われた超高層住宅(※)と地下駐車場で電源供給する電気自動車】

(※) 建物概要
名称:リバーシティ21イーストタワーズⅡ
規模:地下2階/地上43階、鉄筋コンクリート造、総戸数642戸
所在:東京都中央区佃2丁目

 

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【システムの概要を説明する
東京海洋大学の 刑部真弘 教授】
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【稼働実証で使用したエレベーターと
電力量を計測するモニタリング装置】

■ 今後の展開

今後は、集合住宅の管理組合や自治会等に向けたサービス体制の構築(カーシェアリングやエレベーター遠隔監視サービスとの提携、災害時の電源確保体制など)と事業化に向けた活動を進めるとともに、集合住宅における自助と共助が可能なコミュニティ形成に寄与するサービスの検討、および技術の開発を進めてまいります。

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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