"ソーラーLED街路灯"と"ポータブル・ソーラーLED照明灯"を開発
― ソーラーLEDにより、近隣環境の負荷低減とCO2排出量削減に貢献 ―
三井住友建設株式会社(東京都中央区佃2-1-6 社長 則久 芳行)と、グループ会社であるSMCテック株式会社(千葉県流山市駒木593 社長 井出 覚)は、リチウムイオン電池を使用した"ソーラーLED街路灯"と"ポータブル・ソーラーLED照明灯"の2製品を共同開発しました。
"ソーラーLED街路灯"は、太陽光発電システムとリチウムイオン電池を備えたLED街路灯で、環境に優しく、万一の災害時などにおける常夜灯として最適です。
また、"ポータブル・ソーラーLED照明灯"は、太陽光発電システムとリチウムイオン電池を備えた移動式LED照明灯で、工事現場などに最適です。
三井住友建設は、CSR活動の一環として、安心・安全の確保と地球温暖化の防止に寄与するために、積極的に提案・採用を進めます。
本シリーズの販売およびレンタル事業を展開するSMCテックは、東日本大震災の被災地である宮城県仙台市宮城野区と気仙沼市の12カ所の避難所に、計18台の"ポータブル・ソーラーLED照明灯"を無償で提供し、出入り口や屋外仮設トイレに設置しています。
■ "ソーラーLED街路灯"とは
"ソーラーLED街路灯"は、太陽光発電システムを備えたLED街路灯で、鉛蓄電池に替えてリチウムイオン電池を採用し、小型・軽量化および長寿命・メンテナンスフリーを実現しています。
コストパフォーマンスに優れ、スレンダーでシンプルなデザインの"優・あかり"と、高級感に溢れ、洗練されたデザインの"粋・あかり"の2機種があります。
特徴は以下のとおりです。
- ソーラーパネル(652mm×1007mm京セラ製)は出力80Wで、かつ方向を自在に変えられる首振り機能付きのため、効率よく発電できます。
- リチウムイオン電池(DC12V350Wh)とコントローラをコンパクトにユニット化(重量3kg)し、フル充電で連続50時間の点灯が可能です。
- 日没検知機能、過充電・過放電防止機能を有しています。
- LED照明は12V10.8Wの標準品のほか、12V14.4W、12V18Wの3タイプを用意しています。
![]() シンプルなデザインの "優・あかり" |
![]() 洗練されたデザインの "粋・あかり" |
■"ポータブル・ソーラーLED照明灯"とは
"ポータブル・ソーラーLED照明灯"は、太陽光発電システムとリチウムイオン電池を備えた移動式LED照明灯で、発電機を使用しないため騒音・排ガスがまったく発生せず、市街地工事における近隣環境の負荷低減とCO2排出量削減を可能とします。また、燃料補給が不要で維持管理面の簡素化が図れます。
仕様は以下のとおりです。
"ポータブル・ソーラーLED照明灯" リチウムイオン電池 450Wh リチウムイオン電池 500Wh 連続点灯時間 27時間 本体寸法 800mm×650mm×1080mm 本体重量 60kg 照明支柱高 2.0m~2.7m 予備電源方式 AC100V充電方式もあり 移動方式 手押しハンドル+キャスター |
![]() そーら~武士1 |
■ 今後の展開
三井住友建設は、"ソーラーLED街路灯"を、地球環境保全活動、エコ生活推奨のシンボルとして、また万一の災害時にも地域をしっかり見守る常夜灯として、公共施設、学校、公園、マンション、災害避難所などへ提案していきます。
また、"ポータブル・ソーラーLED照明灯"は、騒音・排ガスを発生しないことで、近隣環境影響負荷の低減や作業環境の改善が図れるため、市街地での夜間工事、トンネル内の工事、短期イベント会場などの照明として、また積極的に導入し、COR2R排出量削減に貢献していきます。
SMCテックは、"ソーラーLED街路灯"や"ポータブル・ソーラー照明灯"の販売・レンタルと併せ、建設作業所への太陽光発電システムの導入支援事業を展開していきます。
■ 東日本大震災の避難所での対応
![]() 仙台市宮城野区高砂中学校 の設置状況 |
![]() 気仙沼市鹿折中学校の設置状況 (出入り口および仮設トイレ) |
<お問い合わせ先>
リリースに記載している情報は発表時のものです。