二重張弦桁構造の橋梁を開発

― 総合評価方式による橋梁工事に提案、受注 ―

三井住友建設株式会社(東京都新宿区西新宿7-5-25 社長 宮田博之)は、新しいコンセプトによる吊り構造形式の橋梁を開発、同形式を群馬県の嬬恋村運動公園歩道橋整備工事に提案、受注したと発表した。
新しい構造形式のこの橋は二重張弦桁橋と呼ばれる橋梁。同社はこれまで曲弦トラス橋など谷間などの架橋条件に適する橋梁形式の開発・提案を重ねてきたが、その一連の新しい橋梁形式となる。架設時の安定性に優れ、支間100mクラスの道路橋に適用が可能である。この橋梁は主桁保持材としての1次ケーブルと主桁に大偏心のプレストレスを与える張弦ケーブルから構成される。従来の吊床版橋と比較して、両ケーブルを適切に設定することで主桁剛性を高めた合理的な構造となる。
嬬恋村運動公園歩道橋は群馬県嬬恋村発注の橋梁整備事業。技術提案型の総合評価方式による設計・施工一括発注工事として、財団法人群馬県建設技術センターを事務局とする技術提案審査委員会の審査を経て三井住友建設JVが受注した。
工事は現在詳細設計中で平成18年3月に完成予定。

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三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。


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