平成20年度土木技術発表会を開催

― 信頼ある技術の確立をめざして ―

三井住友建設株式会社(東京都新宿区西新宿7-5-25 社長 五十嵐久也)は平成20年12月2日、中野坂上オフィスにおいて「平成20年度土木技術発表会」を開催いたしました。

本発表会は、土木技術の蓄積・共有化・伝承を目的として、優れた技術力により特段の成果を挙げ、社内表彰制度である社長賞表彰の優秀技術賞、優秀設計賞を受賞した5件の技術についての報告、および当社開発技術の全国水平展開を図る目的で、土木7分野(橋梁、一般土木、トンネル、シールド、ほか)における技術開発の現況と最新技術の紹介を行いました。

五十嵐社長は、「土木、建築を問わず、力学的なバランスを有している構造物には、自ずと美しさが感じられる。構造力学に素直で美観に優れる数々の作品を生んだスペインの構造家"サンティアゴ・カラトラバ"の精神は、当社エンジニアの模範とすべきところである。土木の仕事にあっても、堅実さでより高い評価を得ようと思えば、力のバランスを重視する理念がいっそう重要となる。本日発表の技術には、その精神が十分活かされているものと信じている。」と出席者に向けた訓示を述べました。則久副社長は、「本会議は、当社開発技術に関する報告、意見交換を通じて、水平展開を図る有意義な機会となる。今後も高品質商品の提供を当社経営の中核に置き、技術に裏付けられた信頼の三井住友建設ブランドの確立をめざす。」と挨拶。また、当社の土木技術開発について、黒﨑技術研究開発本部長が「技術開発はタイムリーに行うことが重要であり、今後は、スピード重視をモットーとしたい。」と述べました。

発表会は、社内のテレビ会議システムを活用して全国12支店を結び、約200人が参加しました。質疑では活発な意見交換も行われ、発表者のプレゼンテーション能力の向上にも効果がありました。
最後に、熊谷土木管理本部長が「公共工事に総合評価落札方式が導入され、技術力が即コストにつながる時代に突入した。当社は、受注量で他社に劣らず、善戦している。今後も、現場、支店、本店、技術研究所が一体となって、技術にいっそう磨きをかけ、常に最先端を走るという気概を持つことが大切である。」と締めくくりました。

 

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リリースに記載している情報は発表時のものです。

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