第二弾 SuKKiT 2 「ダブルノンビーム」 の提案を開始

―「開放感」と「自由度」を「合理的」に実現するマンション設計システム ―

■概 要

三井住友建設株式会社(東京都新宿区西新宿7-5-25 社長 五十嵐 久也)は、先般提案開始した新しい板状集合住宅システム「SuKKiT(スキット)※1」シリーズ(以降「SuKKiT」)の第二弾として8階程度までの中層マンションをターゲットとしたSuKKiT 2「ダブルノンビーム」の提案を開始いたします。SuKKiT 2「ダブルノンビーム」は3戸/1コア住棟形式のマンション計画において、長辺(桁行き)方向の梁を南北両面ともに無くすことで、最大で天井いっぱいのハイサッシが可能な、開放的で自由な住空間を、3m未満の階高で実現する設計システムです。※2

※1 「SuKKiT」は「すまい(Sumai) 快適(Kaiteki) きれい(Kirei) テクノロジー(Technology)」をコンセプトとした造語。

※2 特許出願中

基準階平面図の例
基準階平面図の例

基準階平面図の例
住戸断面図の例

■ SuKKiT2 「ダブルノンビーム」※3

これは梁の無い床スラブにより、開放的で自由な住空間を3m未満の階高で実現するもので、8階建て程度までの板状集合住宅を対象としています。

※3 商標登録出願中

【1】構 成

住戸境壁(梁間方向)の連層耐震壁に直交する形で、エレベーターや階段室等のコアシャフトと一体化した桁行き耐震壁が組み合わされH型架構を形成します。このH型架構を構造コアとしてその上に梁の無いスラブ(ビームレススラブ)を載せ、3住戸で1つの基本ユニットをつくります。その基本ユニットを縦方向に積層し横方向に連結することにより、自在に住棟を構成でき、グレード感と快適性を併せ持つ自由度の高い住棟を実現します。 

基準階平面図の例
構造概略図

【2】 特徴・メリット

3戸/1コア住棟形式による高いサービス、セキュリティ性からなるグレード感に、「光に溢れる眺望と開放的で自由な住空間」をこれまでと変わらぬコストでプラス。2,960mmの階高で約2.2m(最大で2.45m)の掃き出しハイサッシを、南北両面の居室で実現します。また、長辺(桁行き)方向に大梁が無い構造のため、柱の見付幅をスリムにでき(約500mm)、高さだけでなく横方向にもワイドな眺望を確保します。建物の平面形状は3戸/1コアを基本ユニットとした住棟形式のため、都心市街地や郊外沿線のさまざまな形状の敷地に柔軟に対応します。

インテリアイメージ
インテリアイメージ

また、建物外周は床スラブの先端が見えるだけのスリムでシンプルな躯体形状となり、手摺素材の組合せやルーバー、マリオン、カーテンウォール等の外装材の選択によって、バリエーション豊かな外観デザインが可能。アウトフレーム構法のように、柱と梁のグリッドによって外観デザインが限定されてしまうことはありません。建物の立地や事業計画に合わせた、最適なファサード表現が実現できます。

インテリアイメージ
外観イメージ

■今後の展開

「SuKKiT」シリーズは、既成市街地や郊外開発地域で最も需要が多いと思われる、中高層板状集合住宅に的を絞った住空間の提案です。「住まい 快適 きれい テクノロジー」をキーワードに、三井住友建設ブランドのマンションとして、今後ともより良い開発・提案を続けてまいります。

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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