カンボジアの洪水対策工事の契約調印

― 第三次プノンペン洪水防御・排水改善工事 ―

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 則久 芳行)は、カンボジア王国プノンペン洪水対策工事の契約を調印しました。

この工事は、プノンペンで頻発する洪水被害の抑制のため、2007年度の第二次計画に引き続き、同南東部を対象に排水管の敷設などを行うもので、浸水被害が抑制され、円滑な経済活動の確保、水因性疾病の蔓延防止にも寄与するものです。

この案件は日本政府の無償資金援助(ODA)により実施されるもので、12月9日東京都内のホテルで、プノンペン都からサベット事務総長、公共事業運輸局からピセット局長ほかが出席され、契約調印式が執り行われました。

三井住友建設としては、昨年のネアックルン橋建設工事に続くカンボジアでの工事であり、これらの施工を通してカンボジアにおける三井住友建設ブランドの確立を目指すとともに、今後進出の加速が想定される日系製造業の工場建設などの受注を目指していく計画です。

左: サベット事務総長 右: 則久社長
左: サベット事務総長  右: 則久社長

■ 案件概要

プノンペンはメコン川とトンレサップ川の氾濫原に位置するため、年間10~20回の洪水被害が発生し、経済活動や市民生活に深刻な支障を来たしており、排水施設の整備・改善が緊急の課題です。このたびの工事により、浸水被害が抑制され、円滑な経済活動の確保、水因性疾病の蔓延防止にも寄与することが期待されています。

工事名称 : 第三次プノンペン洪水防御・排水改善工事
発注者 : プノンペン公共事業運輸局
設計管理 : (株)建設技研インターナショナル、日本工営(株)
請負金額 : 20億6400万円
工 期 : 約46ヶ月
工事概要 : 総延長20.6kmの排水管(RCパイプ、ボックスカルバート)敷設工事
既設沈殿槽解体工事および新規沈殿槽築造工事
排水システム維持管理用資機材(高圧洗浄車など)納入ならびに当該機材のオペレーションに関する教育訓練

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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