インドネシアで大量高速交通システム(MRT)を受注

―インドネシア初の地下鉄工事―

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 則久 芳行)は、このたびインドネシア共和国の首都ジャカルタ特別州において、日本政府の円借款による大量高速交通システム(MRT)第1期工事のうち地下区間工事CP106工区を受注しました。 1期工事はジャカルタ中心部を南北に結ぶ全長15.7㎞で、このうち約6㎞が地下区間となります。当社が施工するCP106工区はその北側終点部分の約2kmの区間で、ふたつの地下駅舎とシールドトンネルで構成されています。周辺にはホテル・インドネシア他高級ホテルや高級ショッピングモール、オフィスビル、各国大使館が建ちならび、ジャカルタを代表する繁華街・ビジネス街となっています。完成後はインドネシアでは初の地下鉄となります。ジャカルタでは乗用車の急速な増加による交通渋滞が問題化しており、MRTが渋滞解消にはたす役割が期待されています。

■今後の展開

当社はインドネシアのほか、タイ、ベトナム、カンボジア、フィリピン、シンガポールなど東南アジア各国で橋梁・道路案件、日系企業の工場案件を中心に幅広く事業展開をしてきました。今後も技術力を活かして、各国の社会インフラの整備ならびに経済の発展に貢献していきたいと考えます。

■ 工事概要

  • 工事名称 :ジャカルタ高速鉄道建設工事 CP106工区
  • 発 注 者 :ジャカルタ高速鉄道株式会社
  • 設 計 :三井住友建設/フタマカリヤ社共同企業体(JV)
  • 施 工 :三井住友建設/フタマカリヤ社共同企業体(JV)
  • 請負金額 :約156億円(JV総額)
  • 工 期 : 2013年6月~2018年 3月(57ヶ月)
  • 工事概要 : 総延長 2,020m

 

1.駅舎部

Dukuh Atas駅(地下3階構造)とBunderan HI駅(地下2階構造)の2駅を建設する。
工法: 開削・逆打ち工法
延長: 212m(Dukuh Atas駅)、439m(Bunderan HI駅)
幅員: 21.3m(Dukuh Atas駅)、22.3m(Bunderan HI駅)
深さ: 24.3m(Dukuh Atas駅)、18.7m(Bunderan HI駅)
付帯設備: 空調換気設備、給排水設備、消火設備、電気設備

2.トンネル部

工法: 泥土圧シールド工法
延長: 1,372m×2列
シールド機外径: 6,800mm
仕上り内径: 6,050mm

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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