ベトナム、ホーチミンで都市鉄道建設工事の起工式開催
― ホーチミン市都市鉄道1号線建設計画 パッケージ1a ―
三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 新井 英雄)は、このたびベトナムの建設会社と共同企業体でホーチミン都市鉄道1号線建設工事パッケージ1aを受注し、11月17日に起工式が開催されました。
式典には、ホーチミン人民委員会のコア副委員長、クオン交通局長、クアン都市鉄道監理局長、在ホーチミン日本国総領事館の中島敏総領事、当社益子博志専務執行役員など関係者約200名が出席しました。
左より、在ホーチミン日本総領事館中島敏総領事、三井住友建設益子博志専務執行役員 ホーチミン人民委員会 クアン都市鉄道監理局長、コア副委員長、クオン交通局長 |
ホーチミン都市鉄道1号線は日本政府の本邦技術活用条件付(STEP)有償資金供与(ODA)により実施されるもので、ホーチミン市中心部のベンタイン(Ben Thanh)と同市東北部のスオイティエン(Suoi Tien)を結ぶベトナム初の都市鉄道です。総延長は19.7kmとなり、ベンタイン駅を始発駅とする2.5kmの地下区間と17.2kmの高架区間で構成されるプロジェクトです。当社JVは2工区に分けられた地下区間のうち、ベンタイン駅と軌道トンネルの工区(総延長750m)を施工します。
なお、今回当社JVが施工するベンタイン駅は、将来計画されている他路線が集まるターミナル駅となる予定です。
■ 工事概要
工事名称 | ホーチミン市都市鉄道1号線建設工事(ベンタイン~スオイティエン間)パッケージ1a |
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発 注 者 | ホーチミン人民委員会 都市鉄道監理局 |
設計監理 | 日本工営JV(日系5社・ベトナム2社によるJV) |
施工 | 三井住友建設/シエンコ4 共同企業体(JV) |
請負金額 | 約227億円(JV総額) |
工期 | 48ヵ月 |
施工場所 | ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市 |
工事概要 |
ベンタイン駅(地下鉄) 約240m(内装・設備工事含む) |
完成予想図(ベンタイン駅) 〔提供:独立行政法人 国際協力機構(JICA)〕 |
■今後の展開
当社は現在、ベトナム北部でラックフェン国際港へのアクセス道路・橋梁建設工事、南部で南北高速道路建設工事のJ2工区およびJ3工区の3工事の施工を行っています。本工事の着工により、4工事(全てODA事業)の同時施工となります。
ベトナムでのインフラ整備工事のリーディングカンパニーとして、日本の先端技術や当社のノウハウを存分に活用し、本工事においても竣工に邁進してまいります。そして、これらの施工を通じて三井住友建設ブランドの確立を目指すと共に、ベトナムをはじめ東南アジア諸国でのインフラ整備事業に積極的に参画し、地域の発展に貢献してまいります。
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