自社開発の水上太陽光フロートシステムを用いた太陽光発電所事業に着手

- 農業用ため池を利用して2,600kWを出力 -

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 新井 英雄)は、自社開発した水上太陽光発電用フロートシステムを使用した太陽光発電所運営事業(自社事業)に着手し、 5月26日、事業開始に際して安全祈願祭を執り行いました。これは、香川県木田郡三木町の農業用ため池を利用し、水上太陽光発電用フロート約9,500枚(パネル設置面積約29,000m²)を設置し、出力2,600kWの水上太陽光発電所を建設するもので、年間発電量は約290万kWを見込んでいます。

 

鎌入れをする永本芳生副社長
鎌入れをする永本芳生副社長
鍬入れをする秋月伸治 四国支店長
鍬入れをする秋月伸治 四国支店長

■ これまでの経緯

当社の水上太陽光発電の取り組みは、2014年に香川県農政水産部農村整備課より委託されたフロートを用いたため池での太陽光発電の実証実験から始まりました。その後、2015年には水上太陽光発電用フロートを自社開発して販売を開始し、自社開発の水上太陽光発電用フロートは、施工中を含めこれまでに国内4件、海外2件の採用実績があります。

また、2014年より自社工場(三田川PC工場)の遊休地を活用した陸上太陽光発電所も運営しております。


■ 施設概要

施設名称 平木尾池水上太陽光発電所
設置場所 香川県木田郡三木町平木字南山田1035 平木尾池(農業用ため池)
事業者 三井住友建設株式会社(自社運営事業)
施工会社 SMCテック株式会社
発電出力 2,600kW(パネル出力)(パネル設置面積 約29,000m²)
想定年間発電量 290万kW
完成および運転開始予定時期 2017年11月(事業期間20年間)



■ 今後の展開

当社は、再生可能エネルギー事業の推進を建設事業以外の収益源として、収益構造の重層化を図っています。当該発電所の建設・運用を通じて、関連技術とノウハウを開発・取得し、自社開発の水上太陽光発電用フロートシステムの施工例として今後の営業活動に活かしてまいります。

また、当社が経営理念として掲げる「地球環境への貢献」の一環として、同システムの開発と普及を通じて地球温暖化対策(CO2排出削減)に貢献してまいります。

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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