水上太陽光発電用フロートシステム販売強化に向け、台湾に現地法人を設立

― 海外での再生可能エネルギー事業展開を開始 ―

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 新井 英雄)は、自社開発の水上太陽光発電用フロートシステム「PuKaTTo(プカット)」の海外における販売強化に向け、台湾に現地法人を設立し、12月1日に開所式を執り行いました。

当現地法人は、2025年までに再生可能エネルギーによる発電割合を20%にまで引き上げる台湾のエネルギー政策と、日本と同様に多くの農業用ため池や広大な面積の塩田跡地が存在する台湾においても、水上での太陽光発電を検討する動きが急速に活発化しているという市場環境が決め手となり、台湾に進出するものです。

 

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【執り行われた開所式の様子】

 

■ 法人概要

法人名称 台湾三住建股份有限公司(SMCC Taiwan Co., Ltd.)
所在地 台北市中山區中山北路二段129號3摟
事業内容 水上太陽光発電用フロートシステム製造販売事業、及びその付帯事業※
資本金 2億円(株主:当社90%、台湾現地資本10%)

※ (1)係留設計・施工 (2)フロート組立・電気工事 (3)その他、計画・設計・パネル調達支援

 

■ これまでの経緯

これまで、水上太陽光発電事業は、FIT制度などエネルギー政策が整っていたこともあり、日本で先行して事業化されてきました。当社でも自社開発の水上太陽光発電用フロートシステム「PuKaTTo(プカット)」を用いて事業を拡大してまいりました。近年、日本での成功をふまえ、中国、インド、タイ、シンガポール、台湾などは政府や地方政府などが積極的に水上での太陽光発電を推進し普及を進めており、なかでも日本と同様に多くのため池を有する台湾においては、FIT制度も整い急速に市場が活性化し始めている状況であることから、台湾への進出を決定いたしました。

 

【「PuKaTTo (プカット)」】
【PuKaTTo (プカット)】
【平木尾池ソーラー発電所(香川県/自社事業)】
【平木尾池ソーラー発電所 (香川県/自社事業)】

 

■ 今後の展開

当社は、再生可能エネルギー事業の推進を建設事業以外の収益源として、収益構造の重層化を図っています。台湾市場での展開を足掛かりにして、自社開発の水上太陽光発電用フロートシステム「PuKaTTo(プカット)」を東南アジア全域に広めていきたいと考えています。

また、当社が経営理念として掲げる「地球環境への貢献」の一環として、本システムの普及を通じて地球温暖化対策(CO2排出削減)に貢献してまいります。

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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