免震タワー型マンションの新構法「Sulatto Rotary Tower」が初めて採用
―優れた眺望による開放感と住戸空間のプランニング自由度を合理的に実現―
三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 新井 英雄)は、免震タワー型マンションの新構法として開発した「Sulatto Rotary Tower(スラット ロータリー タワー)」(※1)が、東京都江東区で建設される分譲マンション「Brillia Tower 有明 MID CROSS」に実案件として初めて採用されました。
この構法は、当社オリジナルの集合住宅設計システム「SuKKiT(スキット)」(※2)の技術を応用、発展させたもので、扁平梁でハイサッシによる開放感あふれる眺望と、住戸内の梁型を大幅に減らした質の高い住空間、地上120mクラスまでの計画が可能な免震タワー型マンションです。
※1 特許出願中。Sulattoは当社の登録商標で、SuKKiTに免震構造を組み合わせた商品です。
※2 「2015年度グッドデザイン賞」受賞。
【「Brillia Tower 有明 MID CROSS」の外観イメージ 】
■「Brillia Tower 有明 MID CROSS」概要
事業主: | 東京建物株式会社 |
所在地: | 東京都江東区有明1丁目 |
延床面積: | 30,629.17㎡(9,265.32坪) |
構造規模: | 鉄筋コンクリート造 地上33階 地下1階 総戸数300戸(予定) |
駐車場: | 152台 |
設計: | 三井住友建設株式会社一級建築士事務所 |
施工: | 三井住友建設株式会社 東京建築支店 |
竣工: | 2021年2月(予定) |
■ 採用された「Sulatto Rotary Tower」の特徴
[1] これまでと変わらない階高でダイナミックな眺望を実現
建物の中央部(コア部)に構造要素を集約し、建物全体の構造バランスを取ることで、建物外周部の梁を扁平梁にしました。これにより、階高を上げることなく主採光面でハイサッシを採用することができ、より明るく、より広々と感じる部屋を合理的に実現しました。
[2] 住戸内を横断する梁を大幅に減らし、より自由度の高いプランニングを実現
これまでの一般的なタワー型マンションでは、建物の住戸内に梁が架かり、住戸プランニング、設備配管計画等の弊害となっていました。「Sulatto Rotary Tower」はこの住戸内を横断する梁を4本まで削減し、住戸形状や住戸プラン、階による住戸プランの切替などのプランニングにおける自由度や、住空間の使いやすさなどが格段に向上しました。
【従来の一般的な工法】 |
【Sulatto Rotary Tower】 |
■ 今後の展開
「Sulatto Rotary Tower」は、付加価値が高い快適な超高層マンションを経済性も両立させながら実現するために開発した新しい商品です。都心部案件や再開発案件など、近年の超高層マンション建設需要の高まりに応えるべく、当社はSuKKiTシリーズを中心として、安全・安心・快適なすまいづくりを目指してまいります。
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