カンボジア、教員養成大学建設工事(ODA)を受注

―教員の育成で子ども達の基礎教育改善に貢献―

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 新井 英雄)は、このたびカンボジア王国において日本政府開発援助(ODA)による教員養成大学施設(プノンペン市およびバッタンバン州)の建設工事を受注し、2月8日に契約調印を行いました。

 

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【プノンペン教員養成大学 完成予想図】

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【バッタンバン教員養成大学 完成予想図】

〔出典:独立行政法人 国際協力機構(JICA)「カンボジア王国 教員養成大学建設計画 準備調査報告書」〕

 

■ 教員養成大学建設計画

プノンペン市とバッタンバン州において、既存の小・中学校の教員を養成する2年制教員養成大学2校の校舎の建て替えを行います。それにより、カンボジア初の4年制教員養成課程の開始に向けた基盤整備を図り、さらには産業人材育成の基盤づくりを通じた産業振興に寄与することが期待されています。2校で講義棟や図書館など計9棟を建設するもので、本計画は日本政府の無償資金援助により実施されます。

 

《工事概要》

工事名称: 教員養成大学建設計画
発注者: カンボジア王国 教育青年スポーツ省
工事監理: 株式会社毛利建築設計事務所・インテムコンサルティング株式会社
コンソーシアム
設計監理: 同上
請負金額: 約22億円
工期: 20カ月
施工場所: プノンペン市およびバッタンバン州
工事概要: 既存の大学キャンパス敷地内に大小9棟の校舎等を建設
<プノンペン教員養成大学>
講義棟、管理棟、図書館、講堂
<バッタンバン教員養成大学>
講義棟、管理棟、図書館、講堂、学生寮

 

《契約調印の様子》

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【発注内示書授与式】

(右)教育青年スポーツ省 ナス・ボンルン次官
(左)当社 端戸久仁夫 代表取締役執行役員副社長

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【契約調印式】

(右)教育青年スポーツ省 ナス・ボンルン次官
(左)当社 辻 良樹 常務執行役員国際支店長

 

■ 今後の展開

当社は、1998年にカンボジア王国に進出し、「きずな橋」や「つばさ橋」等の多くの工事実績があり、本年1月には同国で初めて日系企業から建築工事を受注しました。今回の受注を足掛かりに同国での事業基盤をさらに強固にし、カンボジア経済の発展に寄与してまいります。

今後も引き続き同国を安定的市場として営業活動を継続し、経済発展に貢献してまいります。

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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