令和元年度「i-Construction大賞」で優秀賞を受賞
―建設現場の革新的な取り組みが評価―
三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 新井 英雄)は、革新的技術の活用等によって建設現場の生産性向上を図る優れた取り組みを表彰する「i-Construction大賞」<主催:国土交通省>において、「国道45号 夏井高架橋工事」が工事・業務部門で優秀賞を受賞しました。
【授与式の様子】 右から2番目、赤羽 一嘉 国土交通大臣 |
【国道45号 夏井高架橋工事】 |
■ 評価された取り組み内容
本橋梁建設でのコンクリートウェブ断面の張出し架設に際し、「i-Construction」を橋梁分野に展開した「i-Bridge」全体への取り組みを実施。
- 視覚的にAR(Augmented Reality/拡張現実)で鋼材の組立位置や部材の出来形を確認し、これまでの目視やアナログ計測より品質を向上。また、GNSS(Global Navigation Satellite System Profile/衛星測位システム)によるクレーンの吊荷位置監視システムで国道上へのはみ出しを防止し、安全性を確保。
- 維持管理用の施工データをウェブ上に保存することで、維持管理作業時にモバイル端末などで現地での参照が可能となった。高性能のコンピューターを不要とするなど利用環境にも配慮。
- アナログ記録を手入力しているなど現状の負担要素を調査し、野帳の代わりにモバイル端末に記録するなど、些細なこともデジタル化して職員の負担を軽減。
【全体概要図】
■ 工事概要
工事名称:国道45号 夏井高架橋工事
発注者:国土交通省 東北地方整備局
施工者:三井住友・安部日鋼・日本ピーエス特定建設工事共同企業体
工期:2016年4月1日~2018年9月28日
施工場所:岩手県久慈市
工事概要:PC7径間連続ラーメン箱桁橋
橋長:497.0m、全幅員:12.880~17.602m、中央支間長:79.0m
PC箱桁製作・架設工・橋梁付属物工:各1式、橋梁下部工(P2):1基
■「i-Construction大賞」とは
国土交通省が建設現場の生産性向上を図る「i-Construction」に係る優れた取り組みを表彰し、ベストプラクティスとして広く紹介し、横展開することにより、i-Constructionに係る取り組みを推進することを目的に平成29年度に創設されました。
<お問い合わせ先>
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