飛沫抑制と熱中症対策のためのフェイスカバリングを公開
― 建設従事者の命と暮らしを守り、健全で持続的な社会の発展に貢献 ―
三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 新井 英雄)は、熱中症リスクを低減し、飛沫の飛散を抑制できるフェイスカバリングを広く公開します。
当社は、業務中には飛沫抑制に優れた不織布マスクの着用を義務付けていますが、夏季における屋外作業でのマスク着用は熱中症の発生リスクにつながります。そこで、身近な材料を用いたフェイスカバリングを形状・素材・寸法・装着感(肌ざわりや涼冷感)などの観点から検討を行いました。また、新日本空調株式会社の協力のもと、同社の微粒子可視化システム(ViEST)にて飛沫の飛散状況を可視化する実験(延べ3日間、約70ケース)を実施しました。現在、採用したフェイスカバリングについては、現場に従事する当社・当社グループ会社社員および協力会社作業員(約2万人)への順次配布を開始しております。
現場での使用において好評があったことから、この度、希望される企業や個人がご自由にフェイスカバリングをお作りいただけるよう、型紙と作り方を公開することにしました。建設業界のみならず、屋外の暑熱環境下で従事される方、散歩やジョギングをされる方など、多くの皆さまに広くお使いいただくことで、飛沫抑制と熱中症の発生リスク低減の両立に寄与します。
【写真:フェイスカバリング装着状況】
【写真:可視化実験結果(飛沫のトレース画像)の例】
当社は、新型コロナウイルス感染症を当社グループの経営全般に重大な悪影響を及ぼす可能性がある危機として位置付け、取り得る施策を最大限実施し、事業を継続するとともに感染拡大の防止に努め、健全で持続的な社会の発展に貢献してまいります。
■ リンク情報
フェイスカバリングの原寸大型紙データ (296.2KB)
フェイスカバリングの作り方 (433.2KB)
飛沫可視化実験結果の例(動画)
- 飛沫可視化実験(マスク無し).mp4(827KB)
- 飛沫可視化実験(マスクあり).mp4(1.01MB)
- フェイスカバリングの使い方
全画面表示を希望される場合は、動画再生後に画面をダブルクリックしてください。
■ 注記
- 本公開情報によって生じた一切の損害等に対して当社は如何なる責任も負いません。
- このフェイスカバリングは飛沫抑制をねらったものであり、ウイルスへの予防効果を保証するものではありません。
- 第三者もしくは三井住友建設の名誉もしくは信用を毀損する行為を禁止します。
<お問い合わせ先>
リリースに記載している情報は発表時のものです。