合理的なZEH-M認証取得を実現するツール「SMC ZEH-Mパッケージ」を開発

― 断熱・設備仕様の選定とコスト算出に要する作業時間が半減 ―

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 近藤 重敏)は、昨今の集合住宅におけるZEH-M(ゼッチマンション)(※1) 認証取得ニーズの高まりを受け、合理的に断熱・設備仕様の選定とコスト算出を行ない、スピーディーなZEH-M認証取得を実現するツール「SMC ZEH-Mパッケージ」を開発しました。

本パッケージは、3タイプ(※2) の集合住宅においてZEH-M Oriented(※3) を合理的に認証取得するためのツールで、従来の計画作業と比べて断熱・設備仕様の選定とコスト算出に要する作業時間が半減(※4) しました。

(※1) ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス-マンションの略称

(※2) 板状外廊下型(14階建)、タワー外廊下型(30階建)、タワー内廊下型(30階建)の3タイプ

(※3) 断熱性能などを大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入によって室内環境の質を維持しながら大幅な省エネルギーを実現させ、かつ、共用部を含むマンション全体での一次エネルギー消費量を20%以上削減することを目指したマンション

(※4) 当社設計施工中のZEH-M認証取得物件での独自検証結果

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【タイプごとの断熱・設備のベース仕様の一例】

 

■ SMC ZEH-Mパッケージ」の開発経緯と特徴

ZEH-Mの認証取得作業では、物件ごとに地域区分や建物形状、規模・面積が異なることに加え、事業主の要望に応じて断熱・設備仕様のパターンをカスタマイズするため、計画の初期段階で多くの時間を要していました。

本パッケージは、ニーズが多い3タイプの集合住宅でZEH-M Orientedを合理的に認証取得するための最適な断熱・設備のベース仕様を設け、計画初期段階でのニーズにスピーディーに応えることが可能になりました。今後は、幅広いニーズに応えるため、ZEH-M Ready(※5)認証取得パターンや、当社独自技術の組み合わせなど、更なる住空間の質を高めるパターンを追加していきます。

(※5) 断熱性能などを大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入によって室内環境の質を維持しながら大幅な省エネルギーを実現させ、かつ、共用部を含むマンション全体で再生エネルギーを含めた一次エネルギー消費量を50%以上削減することを目指したマンション。

 

■ 今後の展開

当社では「SMC ZEH-Mパッケージ」を、首都圏をはじめ全国の板状型・タワー型など様々なタイプのマンションに展開して、より商品価値の高い住空間の提供を積極的に図っていきます。

今後も当社はこのような提案を通じて、より一層のマンション価値向上に寄与すべく、安全・安心・高品質で快適な住まいの創造に取り組んでまいります。

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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