国内初となる実用化を目指した洋上での浮体式太陽光発電の技術実証

― 「東京ベイeSGプロジェクト」の先行プロジェクトとして事業採択 ―

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 近藤 重敏)は、東京都が計画する「東京ベイeSGプロジェクト」の先行プロジェクト(※1) において、公募テーマの一つである「最先端再生可能エネルギー」として当社が提案した「洋上での浮体式太陽光発電」が事業採択(※2) されました。

先行プロジェクトは東京湾の中央防波堤エリアで実施され、当社は海の森水上競技場の指定水面において洋上浮体式太陽光発電の社会実装に取り組みます。当社では、これまでにため池をはじめとする淡水域での浮体式太陽光発電を推進してまいりましたが、国内初となる実用化を目指した海水域での取り組みとなります。

(※1) 東京ベイeSGプロジェクト先行プロジェクト
https://www.tokyobayesg.metro.tokyo.lg.jp/priorityprojects/about.html

(※2) 令和4年度採択事業の決定について
https://www.tokyobayesg.metro.tokyo.lg.jp/priorityprojects/r4-priority-pj.html

「東京ベイeSGプロジェクト」先行プロジェクト採択事業の概要(令和4年11月4日現在)
https://www.tokyobayesg.metro.tokyo.lg.jp/priorityprojects/priorityprojects_r4_decision.pdf

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【洋上太陽光発電施設のイメージ】

■ 実施内容

実施内容は以下の通りです。

  • 複数の浮体システムの設計・設置
  • 洋上に対応した浮体および係留システムの設計・設置
  • 電気設備への塩害の影響検証
  • 洋上と陸上、異なるタイプの浮体システムの発電量等の比較検証

■ 実施場所

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【中央防波堤内の実施エリア位置図】(東京都発表資料に一部加筆)

■ 今後の展開

当社は、「中期経営計画2022-2024」の基本方針の一つに「成長分野への挑戦」を掲げ、サステナブル社会に向けた取り組みを強化しています。今後は、再生可能エネルギー事業の発電規模目標(2024年:40MW、2030年:150MW)の実現に向け、水上太陽光発電の普及・適用先拡大を推進してまいります。

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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