三井住友建設サステナビリティボンド(第2回無担保社債)レポーティング

資金調達の状況(2022年6月~2024年3月)

2022年6月14日に発行した「三井住友建設株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」により調達した資金は、下表の通り全額充当済みとなっており、未充当金額はありません。

■ 資金充当額

(単位:百万円)

期日項目調達金額充当金額未充当金額
2022年6月14日 第2回無担保社債
(サステナビリティボンド)発行
4,965
2022年6月27日 再生可能エネルギー:
陸上・水上太陽光発電事業(リファイナンス)
2,200
2022年6月27日 社会経済的向上とエンパワーメント:
PC生産自動化設備・施設増設(リファイナンス)
1,265
2023年3月29日 社会経済的向上とエンパワーメント:
PC生産自動化設備・施設増設
1,000
2023年3月29日 グリーンビルディング:
ZEH-Mに該当する社員寮建設
500

※ 調達金額については、本社債発行額から発行諸費用を除いた金額としております。

■ 環境改善効果

[1] 再生可能エネルギー

プロジェクト名称稼働開始出力(MW)年間発電量(MWh)CO2削減効果(t-CO2
2022年度2023年度2022年度2023年度
平木尾池水上太陽光 2017年11月 2.6 3,242 3,008 1,404 1,305
女井間池水上太陽光 2020年1月 2.8 3,643 3,238 1,577 1,405
蓮池水上太陽光 2021年4月 2.0 2,597 2,416 1,125 1,049
三田川陸上太陽光 2014年12月 1.0 1,105 1,071 478 465
吉備中央陸上太陽光 2022年1月 1.9 1,989 1,804 861 783
電気事業者別排出係数(t-CO2/MWh、環境省公表値) 0.433 0.434

[2] グリーンビルディング

プロジェクト名称完成年月日
稼働開始
年間エネルギー消費削減量(GJ)CO2削減効果(t-CO2)
2022年度2023年度2022年度2023年度
大志寮(社員寮)建設(ZEH-M該当) 2023年1月 14.6 152.6 1.8 18.4

■ 社会的便益

[1] 社会経済的向上とエンパワーメント:建設業に従事する現場労働者の重労働・危険作業を低減する工場でのプレファブ生産(プレキャストコンクリート)の自動化推進に係る設備・施設の建設

 <プロジェクト対象者> 建設現場の労働者

アウトプット

ロボットを活用した鉄筋組立自動化システムの導入

「Robotaras®Ⅱ(ロボタラス®Ⅱ/ROBOT Arm Rebar Assembly System Ⅱ)」

① 鉄筋の供給
外周に配置した11種類の「鉄筋供給機」がロボットアーム作業半径内に、鉄筋をコンベア搬送。

② 鉄筋の配置
天吊りロボットアーム2台が3種類の鉄筋配置用「鉄筋保持治具」を自動装着し、「鉄筋架台」に鉄筋を配置。

③ 鉄筋の結束
市販の「鉄筋結束機」に自動脱着した天吊りロボットアーム2台と、装置下部に設置した結束用ロボット1台(計3台)で鉄筋を結束。ロボットアームの先端に三次元カメラを設置し、鉄筋結束時にプログラミング位置との配置誤差を認識・補正して確実に結束。

【システムの全体図(イメージ)】
20240624_01.png

アウトカム ① 省人化効果
  • 総鉄筋量の85%を自動組立作業化達成
  • 省人化率:66.7%(※省人化による3倍の生産性向上実現)
    (従来:PC床版2枚/6人・日 → 2枚/2人・日)
  • ロボタラスによる床版製作実績
    2022年度 人工総数144人/PC床版数144枚 配筋量132ton
    2023年度 人工総数 90人/PC床版数90枚 配筋量 82ton

② 労働災害低減効果

  • 上記床版製作期間に係る作業員の労働災害発生件数 0件
インパクト 危険を伴う工事現場での組立作業を、工場内でのロボットによる自動製作に移行することにより、建設現場の労働者の安全性向上に貢献します。

<お問い合わせ先>

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三井住友建設株式会社
経営企画本部 広報室
〒104-0051 東京都中央区佃二丁目1番6号
TEL: 03-4582-3015 FAX: 03-4582-3204

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