タンザニア、ダルエスサラームで高架橋が竣工し開通式を挙行

―慢性的な渋滞を解消するタザラ交差点改良工事―

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 新井 英雄)は、タンザニア連合共和国ダルエスサラーム市内での交差点立体化工事が竣工し、9月27日に現地で開通式が盛大に挙行されました。

式典には、タンザニア政府からマグフリ大統領、ムフガレ道路公社総裁、マコンダ ダルエスサラーム知事、日本政府から吉田雅治駐タンザニア日本大使、長瀬利雄JICAタンザニア事務所長らが出席されました。また、当社から永本芳生代表取締役執行役員副社長、辻 良樹常務執行役員国際支店長が出席しました。

本立体交差点は、日本の政府開発援助(ODA)により実施された無償資金協力プロジェクトで、道路公社総裁の名前にちなみ、ムフガレ・フライオーバーと命名されました。

 

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竣工した ムフガレ・フライオーバー

 

ダルエスサラーム市はタンザニア最大の都市であり、またタンザニアのみならず東アフリカの内陸諸国にとっても交通の要衝として重要な役割を担っています。しかし、人口増加、経済活動の活発化による交通量の増加から、幹線道路の交通渋滞が年々悪化し、タンザニア及び近隣の経済活動にも影響が出ています。

本工事は、ダルエスサラーム市内で最も混雑の激しいタザラ交差点を、同国で初めて立体交差化しました。これにより交通や物流が円滑化し、タンザニア及び近隣諸国の経済発展に広く貢献することが期待されます。

 

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マグフリ大統領(左)
吉田雅治駐タンザニア日本大使(右)

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吉田雅治駐タンザニア日本大使(左から4人目)
当社 永本副社長(左から5人目) 辻国際支店長(左から6人目)

■ 工事概要

工事名称 タザラ交差点改良工事
発注者 タンザニア道路公社
設計・施工監理 株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル・株式会社エイト日本技術開発 共同企業体
施工 三井住友建設株式会社
請負金額 約48億円
工期 2015年12月~2018年10月(35カ月)
工事概要 工事総延長 ニエレレ道路 1,263m 、ネルソンマンデラ道路262m
PC箱桁橋 延長310m[155m×2橋 上下線]
ホロースラブ橋 延長540m[ (150m+120m)×2橋 上下線]

 

■ 今後の展開

当社は本工事において、高い施工品質、工期遵守、無事故安全施工に対して、発注者より高い評価をいただきました。
今後も、アジア地域に加え東アフリカ地域においてインフラ整備事業を通じて地域諸国の経済発展に貢献していきます。

 

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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