令和2年度「i-Construction大賞」で国土交通大臣賞を受賞
― 鉄筋組立自動化システム「ロボタラス」の開発 ―
当社は、革新的技術の活用等によって建設現場の生産性向上を図る優れた取り組みを表彰する「i-Construction大賞」<主催:国土交通省>の授与式が3月5日に執り行われ(オンライン開催)、鉄筋組立自動化システム「ロボタラス」の開発がi-Construction推進コンソーシアム会員の取組部門で国土交通大臣賞を受賞しました。
昨年度の優秀賞(※) に続き、2年連続の受賞となります。
(※) 令和元年度「i-Construction大賞」で優秀賞を受賞(2020年1月14日リリース)
【授与式の様子】
(右)大西 英男 国土交通副大臣
(左)当社 柴田 敏雄 取締役常務執行役員
【鉄筋組立自動化システム「ロボタラス」】
■ 評価された取り組み内容
「Robotaras(ロボタラス)」は、ロボットアームの先端に鉄筋を配置する「鉄筋保持治具」および「鉄筋結束機」を装着し、これらを連動させることで鉄筋組立作業を自動で行うシステム。作業員は供給機への鉄筋の補充や鉄筋結束機へのワイヤの充填作業が主な作業であるため、配置人員は実質2名でよく、延作業人数は従来と比較して大幅に削減でき、生産性向上を図ることが可能となりました。
- 作業員による配置・結束状況の確認時間等が省略可能となり、作業員1人当たりの1日に組立可能な枚数が約50%増加し、生産性が大幅に向上。
- 従来の自動化では、単純な構造物を対象に、結束でなく溶接で鉄筋を組み立てる方法が一部で実施されていたが、本システムの開発はロボットアームで「結束する」方法の自動化に取り組んだ国内初の試み。
- 装置を設置するヤードが確保できれば、鉄筋組立作業はほぼ自動で実施可能で、労働者不足解消の一助となり、今後の建設業における生産性向上に大きく貢献。
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■「i-Construction大賞」とは
国土交通省が建設現場の生産性向上を図る「i-Construction」に係る優れた取り組みを表彰し、ベストプラクティスとして広く紹介し、横展開することにより、i-Constructionに係る取り組みを推進することを目的に平成29年度に創設されました。
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