簡易型騒音低減装置「レゾクラウンサイレンサー®」を小型化・軽量化

― 設置がさらに簡便に、普及に向けリースを開始 ―

三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 新井 英雄)は、音の共鳴現象を利用して建設工事現場の騒音を低減させる簡易型騒音低減装置「レゾクラウンサイレンサー®」(※1)に小型化と軽量化の改良を加え、工事用仮囲いの背面上部への設置作業の簡便化を実現しました。

このたび、当社の建設工事現場で導入して騒音の低減効果と、設置作業の効率化を確認し、本装置の普及に向け、リース(※2)を開始しました。

(※1) 簡易型騒音低減装置「レゾクラウンサイレンサー」を開発(2017年11月7日リリース)

(※2) リース事業は日建リース工業株式会社が行います。

 

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【改良した「レゾクラウンサイレンサー®」設置作業の様子】

 

■ 本装置の特長

建設工事現場では、通常、敷地境界線上に仮囲いなどを設置していますが、現場周辺に伝わる工事騒音が問題となる場合は、仮囲いの上部に防音シートで嵩上げを行うなど現場毎に対策を講じています。「レゾクラウンサイレンサー®」は音の共鳴現象を利用した吸音効果により、工事現場から周辺に伝わる工事騒音を低減させる装置です。

本装置は軽量のアルミ製で、仮囲い背面の単管パイプ下地に固定するためのフックとクランプを備えています。現場条件に合わせた容易な設置と繰り返しの使用が可能で、高い騒音低減効果(約3~5dB低減)が得られます。その効果は、防音シート等による対策として仮囲いの高さを約1~1.5m増すのと同程度です。

 

■ 改良した新たな「レゾクラウンサイレンサー®」

これまでは1ユニットあたり幅2m、重量35kgでしたが、1m幅への小型化に加えて部材厚の変更(2.0mm→1.5mm)と構造の見直しにより1ユニット当たり約15kgになり、設置・撤去作業の簡便化を実現しました。2mあたりで換算すると約15%の軽量化となります。

 

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【「レゾクラウンサイレンサー®」の仕組み(左)と構造(右)】

 

■ 今後の展開

本装置は、繰り返しの使用が可能で、建設現場での廃棄物の削減と資源の有効利用につながります。このたび、当社グループ会社のSMCテック株式会社での製造体制が整い、より多くの建設現場で利用いただくためにリース商品として取り扱いを開始いたしました。

今後も、建設現場周辺の更なる騒音低減や環境に配慮した技術開発を積極的に行ってまいります。

 【リースに関するお問い合わせ先】

  日建リース工業株式会社
  〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2丁目7番8号 住友水道橋ビル3階
  営業本部 仮設事業本部
  TEL:03-3295-9111 FAX:03-3219-6290
  Email:nikken-info@nrg.co.jp

<お問い合わせ先>

三井住友建設広報室【お問い合わせフォーム】

リリースに記載している情報は発表時のものです。

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