マルチステークホルダー方針

マルチステークホルダー方針

当社は、経営理念において、「顧客満足の追求」「株主価値の増大」「社員活力の尊重」「社会性の重視」「地球環境への貢献」を掲げ、顧客、株主・投資家等、従業員、取引先、地域社会をはじめとする全てのステークホルダーから信頼される健全な企業であることを目指しており、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。その上で、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、当社グループの目指す、社会とともに成長する企業の実現につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取組を進めてまいります。

1. 従業員への還元

当社は、「社員が当社で働くことの幸せを実感できる会社」を目指し、多様な人材がやりがいをもって活躍できる風通しのよいフラットな企業風土づくりを通じて、持続的な成長と生産性向上に取り組み、付加価値の最大化に注力します。その上で、生み出した収益・成果に基づいて、自社の状況を踏まえた適切な方法による賃金の引上げを行うとともに、それ以外の総合的な処遇改善としても、従業員のエンゲージメント向上や更なる生産性の向上に資するよう、人材投資を中心に積極的に取り組むことを通じて、従業員への持続的な還元を目指します。

(個別項目)

具体的には、賃金の引上げについて、2023年度において、給与等受給者一人あたりの平均受給額を対前年度増加率3%以上引き上げ、「社員の幸福」と「企業の成長」とがお互いに高め合う関係性の構築に取り組んでまいります。

人材投資については、新たな成長の実現のため、階層別教育や職種別教育を軸とした通常の人事教育に加え、現状レベルを測定したうえでのITリテラシー底上げや全社的なグローバル教育の実施等、デジタル人材、グローバル人材の育成に積極的に取り組んでまいります。

2. 取引先への配慮

当社はパートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組んでまいります。

これらの項目について、取組状況の確認を行いつつ、着実な取組を進めてまいります。

以上

2024年3月13日

三井住友建設株式会社

代表取締役社長 近藤 重敏