「別埜谷橋」が日本クリエイション大賞2022「インフラ技術賞」を受賞
― 世界初の高速道路で適用したさびない橋「Dura-Bridge®」 ―
三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 近藤 重敏)は、一般財団法人日本ファッション協会が主催する「日本クリエイション大賞2022」において、当社が施工した「別埜谷橋」が「インフラ技術賞」を受賞しました。
本橋は、西日本高速道路株式会社(大阪市北区堂島1-6-20 社長 前川 秀和)と共同開発した超高耐久橋梁「Dura-Bridge®」を世界で初めて高速道路に適用したもので、鉄筋やPC鋼材を使用しない"さびない橋"として評価されました。
【表彰式の様子(2023年3月28日)】
■ 日本クリエイション大賞について
日本クリエイション大賞は、(一財)日本ファッション協会が製品、技術、文化活動、地域振興などジャンルを問わずクリエイティブな視点で生活文化の向上に貢献し、時代を切り拓いた人物や事象を表彰対象とする顕彰事業です。
2022年度は、事務局推薦も含めた100 件の推薦案件の中から40 案件に絞られ、審議の結果、「大賞」1件と「インフラ技術賞」「よりどころ賞」「きらり技術賞」各1件が選考されました。
【受賞した徳島自動車道「別埜谷橋」】
■ 超高耐久橋梁「Dura-Bridge®」について
Dura-Bridge(デュラ・ブリッジ)は、腐食の可能性のある鉄筋やPC 鋼材(ピアノ線)に替わり、腐食しない新材料(アラミドFRPロッド)を用いた超高耐久の橋梁です。
橋梁構造物のメンテナンスフリーを実現し、維持管理費の削減や技術者不足の問題を解決するとともに、持続可能な日本の社会基盤を整備することを目標に西日本高速道路と当社が2010年3月から共同開発に着手しました。そして、世界で初めて高速道路の本線橋となる徳島自動車道「別埜谷橋」(徳島県)に採用され、2020年12月に完成しました。
「別埜谷橋」はこれまでに国内外で様々な賞を受賞し、高い評価を受けています。
【アラミドFRPロッドを用いた部材製造と施工中の様子】
【関連リリース】
「別埜谷橋」がfib(国際コンクリート連合)の「審査員特別賞」を受賞(2022年07月01日)
「令和3年度 プレストレストコンクリート工学会賞」を受賞(2022年05月30日)
超高耐久橋梁(Dura-Bridge®)を採用した高速道路本線橋が完成します(2020年11月25日)
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