- 土木
SMC-Tunnelingシリーズ「離れte支保工」とは
山岳トンネルの鋼製支保工の建込作業において、エレクター付吹付機(※)の配置から鋼製支保工の建込、支保工天端部の連結ボルトの締結、金網設置までの一連の作業を、切羽(掘削面)から十分に離れた安全な位置(天端から45度の範囲外)で行うことが可能で、災害発生率が高い鋼製支保工の建込作業の安全性と生産性の向上を図ります。
(※) エレクター付吹付機とは、本機1台でコンクリートの吹付けから鋼製支保工の建込みまで行える機械です。

鋼製支保工建込システム(離れte支保工)概要図
特徴
山岳トンネル工事において肌落ちや崩落等の可能性がある切羽近傍に作業員が立ち入ることなく、安全に作業が可能です。
- エレクター付吹付機の移動や誘導は、360度見渡せるフルラジアル式カメラシステムを利用することで、前方に誘導員を配置する必要がなく、オペレータが機体の全周囲の安全を確認しながら行います。
- 支保工の建込みでは、エレクター付吹付機に搭載した4台の3D-LiDAR計測器で取得した3次元点群データもとに、当社の3次元点群データを用いた出来形計測技術「トンネル覆工巻厚管理システム(3D-TLIMAS)」を活用し、切羽掘削面、既設支保工やエレクターで移動する支保工の位置情報をナビゲーションモニターに投影します。オペレータはズーム機能を使って天端継手板や底板部の詳細位置を確認し、高機能制御機構(3軸微調整機構付キャッチャー)により、支保工を高精度に目標位置に設置します(動画参照)。また、金網を事前に支保工に取り付けることで、金網の設置作業は不要になります。

3次元点群データを投影したナビゲーションのイメージ図
「離れte支保工」ナビゲーションモニター(例)
3.
支保工天端部にはワンタッチ式継手ボルトを採用することで、エレクター付吹付機のオペレータによって遠隔で支保工を連結することができます。
4.
支保工を設置後、エレクターで支保工を把持した状態で支保工脚部にコンクリートを吹付けて固定することで、従来必要だった継ぎ材の設置作業を省略できます。
![]() |
![]() |
屋外での実機による実証状況

