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気泡ソイルセメント柱列壁工法とは

従来のソイルセメント柱列壁工法のセメントミルクに、"気泡"を加えた注入材を吐出しながら地盤をオーガーで削孔し、引上げ時には消泡剤を吐出させて気泡を消し、その溝内にソイルセメント壁を造成する工法です。

"グリーン購入法"に適合

本工法は、"グリーン購入法"に基づく公共工事の特定調達品目である"泥土低減型ソイルセメント柱列壁工法"に適合する、環境負荷低減効果の高い土留め壁工法です。

特徴

【1】 環境負荷の低減

  • 従来の柱列式連続壁工法と比較して、泥土発生量を最大60%削減できます。
  • セメントミルクに使用する材料(セメント・水)を50%程度削減できます。

【2】 品質の向上

  • セメントミルクと地盤との混合撹拌性が向上して流動性が高まるため、従来の柱列式連続壁工法と比較して、均質で遮水性の高いソイルセメント壁が造成できます。

【3】 経済性の向上

  • セメントミルクの使用材料および泥土発生量の大幅な削減により、従来の柱列式連続壁工法と比較して、材料・排泥処理のコストを最大40%縮減できます。

適用例

  • 道路、地下鉄、処理場や建築構造物の構築に伴う柱列式連続壁工事
  • 処分場、貯水池、地下ダムにおける遮水壁工事

施工イメージ


プレフォーミング気泡

施工実績

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「秋葉原駅出入口等増設工事」夜間施工状況
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「複合施設」山留工事施工状況

※ 気泡ソイルセメント柱列壁工法は、(株)竹中土木、早稲田大学、(有)マグマ、太洋基礎工業(株)と共同開発した工法です。

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