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SAMM(Sandy Aramid Mesh Sheet)工法とは

砂付きの型崩れしないアラミドメッシュシートを、コンクリート表面の近傍に配置することにより、将来におけるコンクリートの剥落の防止と、コンクリート表面の近傍で、ひび割れ幅を制御することにより、耐久性を向上させます。

特徴

  • コンクリートの剥落防止効果およびひび割れ幅を制御できるため、耐久性が向上します。
  • シートがコンクリート表面に出ないため、仕上がりは通常のコンクリート表面と変わりありません。
  • 耐火性能および凍結融解性能に優れています。
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SAMMシート

性能試験

アラミドメッシュシートは、以下の試験を行い、性能を確認しています。

  • 剥落防止性能試験
  • 材料性能試験
  • 耐火性能試験
  • 凍結融解性能試験
剥落防止性能試験

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性能試験(SAMMシートなし)

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性能試験(SAMMシートあり)

施工

型枠にアラミドメッシュシートを敷き、その上に鉄筋などを組み立てコンクリートを打ち込みます。

実施例

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施工状況

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完成
高速道路本線橋と跨道橋に採用

【常磐自動車道北迫川橋】

発注者:日本道路公団
工事概要:本線橋張出し部(北迫川橋)/跨道橋(岩沢跨道橋、上田郷跨道橋)

※ SAMM工法は、第二東名高速道路、常磐自動車、第二京阪道路、圏央道などのほか、国土交通省、地方自治体などの本線橋、跨道橋で広く用いられており、その使用実績は、2011年度末で120万m²を超えています。

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