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AR-表面仕上げ管理システムとは

コンクリートの天端仕上げ時にデジタルカメラで2方向からステレオ撮影し、画像データを解析して仕上げ面の3次元形状を数値化し、計画高との誤差をコンター図により出力する「ステレオ写真計測技術」と、出力したコンター図をタブレット端末の画面上に現場の映像に重ね合わせて表示させ可視化する「AR(拡張現実)技術」を組み合わせた一連のシステムで、より平滑な仕上げ面を構築できます。

特徴

平坦な仕上げ面を構築可能
本システムの解析処理を含めた1回の計測時間は3分程度で完了し、計画高との誤差を色分けした仕上げコンター図を作成し、コンター図を見ながら仕上げ修正作業を行います。計測・修正作業を何度か繰り返すことにより、より平滑な仕上げ面を構築できます。
ステレオ撮影技術による高精度な計測
デジタル一眼レフカメラ2台は、計測対象のコンクリート仕上げ面から4~5m上方に1m程度の間隔を開けて固定し撮影します。この条件でのステレオ撮影による高さ方向の計測誤差は、最大でも1~2mm以内であり、高精度なコンター図を作成できます。
ARによる誰にでもわかりやすい表示
AR技術により、仕上げコンター図を実際のコンクリート面の映像に重ねて描画できるため、誰でも一目で仕上げ面の凹凸状態を把握できます。フレームマーカーの映り方によりタブレット端末のカメラと対象物との位置関係を認識し、どの位置からでも表面仕上げの修正作業を指示できます。

システム概要

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